久々に良いサッカー本を見つけた気がします。
2019 NFL 優勝予想
NFLが9月5日、日本時間では9月6日に始まります。
早いもんです。スーパーボウルが終わって、NFLドラフトが終わったと思ったら、もう開幕ですよ。
ということで地区優勝およびプレーオフの予想
AFC東地区 | ニューイングラド・ペイトリオッツ |
AFC北地区 | クリーブランド・ブラウンズ |
AFC南地区 | ジャクソンヴィル・ジャガーズ |
AFC西地区 | ロサンゼルス・チャージャーズ |
AFCワイルドカード | カンザスシティ・チーフス |
AFCワイルドカード | ヒューストン・テキサンズ |
NFC東地区 | ニューヨーク・ジャイアンツ |
NFC北地区 | シカゴ・ベアーズ |
NFC南地区 | アトランタ・ファルコンズ |
NFC西地区 | シアトル・シーホークス |
NFCワイルドカード | ニューオーリンズ・セインツ |
NFCワイルドカード | グリーンベイ・パッカーズ |
今年もスーパーボウルの予想(希望とも言う)は
NYG対LAC、イーライ・マニング対フィリップ・リバースの因縁の対決でジャイアンツが勝利して、マニングが有終の美を飾るというストーリーですね。
・AFC
AFC東地区、鉄板のペイトリオッツ。ビル・ベリチックとトム・ブレイディに問題が起きない限りパッツでしょう。
AFC北地区、優勝予想で、まさかブラウンズという名前を書くというのは、正直なところ、近年のNFLの中では信じられないことが起きているのが実感ですが
トレード戦略と言い、昨年のドラフト全体1位QB、ベイカー・メイフィールドの力で勝てると踏んでのあの戦略ですからね、まぁ個々の選手の実力が発揮されたら強いでしょう。
AFC南地区。アンドリュー・ラックの引退がなければ、インディアナポリス・コルツが圧倒的本命だったのですが、ラックの引退でパス攻撃がどれだけ落ちるのかというところ。OLが強いので大崩れはしないでしょうけど、大勝も難しい。ジャコビー・ブリセットはそんなに悪い選手ではないと思いますが、対戦相手の守備はラックほどの警戒をしない故にコルツのラン攻撃が落ちると思っています。ということで怪我人さえなければ強かったであろうジャガーズがQBをニック・フォールズに変えて上手くいけば守備力があるので地区優勝と思っています。ただ同等の戦力がテキサンズにもあると思っています。ラック引退後大きなトレードを二つも噛ませてきましたから、今季にかける思いがよくわかります。そしてテネシー・タイタンズも侮れずここは読めない。ただ対戦相手を見る限り複数チーム、プレーオフに行ける可能性を感じます。
AFC西地区、チーフスは守備次第です。スティーブ・スパグニョーロは第42回スーパーボウルで優勝に貢献してくれましたが、それ以後の活躍はそんなでもありません。ただ元々アンディ・リードHC、故ジム・ジョンソンの下にいた人ですから、このユニットでどうなることでしょう。スキーム変更の効果がどうなるかがカギですね。
・NFC
NFC東地区は、どこが優勝しても地区優勝の1チームが第4シードになる激戦区。
実はジャイアンツは第46回スーパーボウルで優勝した年以降、地区優勝を果たしていませんからね、そろそろ優勝を。実力でいえばフィラデルフィア・イーグルスとダラス・カウボーイズ。QBを1巡で指名してどうなるかよくわからないのがワシントン・レッドスキンズ。ただ4チームの中で一番実力が乏しいのは残念ながらニューヨークと言われても致し方ない。
NFC北地区は、OLから始まって各ユニットの戦力を考えるとシカゴかなと。あとはQBミチェル・トルビスキーがもう一段階スターの階段を昇れるか。そうでなければ、アーロン・ロジャーズのグリーンベイ。ミネソタ・バイキングスも守備が強くQBがしっかりと勝ちを拾ってくれたら強いですし、デトロイト・ライオンズも新OCの攻撃でどうなるかというとこですが、読めない。
NFC南地区は、星勘定から、複数プレーオフでしょう。怪我人に泣いたシーズンのアトランタに戦力が戻れば強いかなと。セインツも強いので一騎打ち。はたまたカロライナ・パンサーズとの三つ巴かもと思いますが、フリオ・ジョーンズとマット・ライアンのコンビに期待。
NFC西地区は、結局シアトルなんじゃないかなぁという消去法。サンフランシスコ・49ersのジミー・ガロッポロの実力がいまいち読めません。
とりあえず、全32チームのロスターを頭に入れ直していろいろ頑張れねば。
シーズン開幕直前のトレードもあり、すでに選手名鑑の情報が古いトカどういうことよ。
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結城康平著 欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて について
興味深い人物が本を出したので、何度か読み通し、その感想と書評を書く。
欧州サッカーの新解釈。ポジショナルプレーのすべて (footballista)
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巷間流行っている言葉である「ポジショナルプレー」という言葉についての考察の本で、まずそもそも「ポジショナルプレー」という言葉が何ぞや?という点に
「Juego de Position」の英訳であることが知らされる。
そこで、本文の問題が浮かび上がってしまう。「ポジショナルプレー」という言葉の主語(主体)が、何なのか。これが全くわからない文章になっていることである。
ポジションを動かす主体は実際のフィールドに立っているサッカー選手なのか、チェスの棋士のような立場にある監督なのだろうか、このJuegoという言葉の捉え方で全く違う方向の考え方ができてしまう。この点は様々な要素への配慮が省略された上でポジショナルプレーの一例として92頁などで表される図であったりと、高々そんなことに「ポジショナルプレー」と名前を付けるわけですか?と疑問が残ってしまう。
これは「Jeux d'eau」という言葉の解釈に近い。水は遊ばないのであり、そこにJeuxを見るのは別の視点から見る主体である。が、動きは水にあるのだから、なおさら訳語の難しさであると、本書を一度目に読み通している際に思ったことである。
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そう、この本の特徴的な問題点は、省略されてしまっている要素が、大きいところである。
119頁の「三角形だと考えられている」という書きぶりで、ここで省略されると読む側は唖然とする以外にない。「コンパス」という言葉も最初に出てきただけでうまく敷衍できていなかった。勿体ない。
またサッカー(英国的にはフットボール)に於ける、プレーと言う面とチェスマッチの面での差異を考える必要があったと思われる。サッカーとチェスの違い、「手番」「駒」について。チェスは先手と後手が常に一手ずつ駒を動かす競技であるが、サッカーの場合は一度の複数の選手が動くこともあり、コンビネーションとして相手を攻め、攪乱させ、ゴールを奪う目的へと進める。常に一手一手相手の出方を見て応手するわけではないし、先に応手を用意してしまっていることもある。(チェスで一度に二手打てたらどれだけ局面を打破できるかと頭をよぎることは誰にでもあるはずである。) フィールドプレーヤーは決められた立ち位置にいることを必要とされない。マス目という概念すらないのだ。相手にとって脅威な場所に選手は特定の位置に固まることもあれば、相手選手を追って既定のポジションを離れて奪取に向かう選手もいる、「駒」ではないのでフィールド内であれば動く位置に規制はなく、優秀な選手であれば特定のポジション以上の運動量を発揮することもある。クィーンがナイトのような動きで駒を取っても問題はないのだ。加えて、フットボールでは同じミッドフィールダーでも1試合に12km走る選手と10km走る選手ではゲームで考える戦術は変わってしまう。
プレー例の紹介として「アイソレーション」が示されるが、サッカーの目標がゴールであることを考えると
1. アイソレートされた選手が、如何なるアクションを取るか
2. アイソレートされた選手がいることを前提に、味方選手は如何なるアクションを取るか
3. ゴールは如何にして生まれるか
についてが重要になると筆者は思うが、省略されてしまい明確な答えを得られない。
ドグラス・コスタが重要であることは理解できるが、チームの中ではロベルト・レバンドフスキ、トーマス・ミュラーなどの存在がいなければ、活躍を考えられない。
斯様に本書に紹介される様々な選手にたいして、省略されているであろう選手たちへの考慮が、意図的に持論を通すために行われているように思えて違和感を感じるのである。(例えばフェレンツ・プスカシュは何故文章に出てこないのだろう?)
-
結局ポジショナルプレーとは何か、本文に出てくる「フレームワーク」という言葉を借りてしまえば、たまたま発生した事象を勝手に「枠に填めた」くらいの話なってしまう。解釈といえばそれまでの話だが。極めて強引で省略が多い。
そこで気になったのが「偽SB」という言葉である。一応、市民権ある言葉になりつつあるのであるが、解釈の取り方が気になる。「偽SB」と同様に使われる言葉が「Inverted Fullback」である。適当な訳語がないが「過去の定石に対し逆方向に動く」選手のことであるが、そもそもそのような選手が新しいわけではない。セレソンにいたレオ・ジュニオールは筆頭に挙げられる選手であるし、マルセロ・ビエルサのアルゼンチン代表にいた頃のファン・パブロ・ソリンは今でいえば「偽SB」と当たるだろう。
現象は新しいことでもない上、重要なことは
・「SB」に配置されている選手が既存の考えを超えたポジションまで進出し活躍する
・局面においてSBの選手の分、数的優位が発生する。(選手の質を考えた場合、質的な脅威はさらに大きいものと考えられる)
というようなことであるわけだから、「偽SB」は役ではない。まして新しいポジションでもない。
あくまで言葉として重要なことは「SBが何かしている」、チェスに言い換えれば「ルークであると同時に、ナイトの動きまでする」となったら対戦相手の応手は必然的に別物になることを認識することだと思われる。
そういった点で「偽SB」という言葉だけが大きくフォーカスされてしまうのは、意味がないし勿体ない。重要なことはフルバック(日本では「サイドバック」という言葉の方がよく使われる)がより複数ある方策を遂行する点を認識するべきであろう。
上記のような概念の問題点を除くと、本書の白眉はインタビューの章であり、実際の監督が考え方を言葉にして選手に落とし込むのか、の実践を見ることは興味深い。この章の価値は非常に大きい。このように書いてしまうと、この本は解釈の一例であったと捉えてしまうことになるのだが。他分野の概念の紹介は面白いし、為になるが、肝心要のフットボールへの切り口が薄く省略が多いのは、解釈されるフットボールがいかに広範囲で歴史が網羅して書かなければならないかという対象物としての難しさだろうか。
さておまけ
P84 FCユベントス(正:ユベントスFC)
クアドラードを攻撃的MFに移動させた(どこから??)
P67 テアシュテーゲン(正:マルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、初出はフルネームだった選手の表記がここだけ雑)
P151 ラ・ポルペ(正:ラ・ボルペ)
P189 前述(前章の151pのことだったようで、探さなければわからない)
■
現実のNFL Draft 2019は、もはや予想できない異常事態ですな。かっかっか。
私の応援するニューヨーク・ジャイアンツは
2つ持ってる1巡指名権で、誰を指名するかと思ったら
Daniel Jones | QB | Duke |
Dexter Lawrence | NT | Clemson |
に加えて、1巡30位で
DeAndre Baker | CB | Georgia |
なんてことになりました。おい、どうなっとる。
一言で言わせてください。「お願いします、やり直しして」
で、一応モックドラフトで担当したインディアナポリス・コルツを気にしていたので
こちらは分析をしておきましょう。
えーっと、コルツは欲しい選手が既に取られてしまっていたのでしょう、
ワシントン・レッドスキンズとトレードをして2巡指名権(46位)と、2020年の2巡指名権を得ました。
今季のドラフト選手のことを考えたら、降りる選択肢は悪くはないと思います。
Jeffery Simmons | DT | Mississippi State | 6-4 | 301 |
Rashan Gary | DE | Michigan | 6-4 | 277 |
Brian Burns | EDGE | Florida State | 6-5 | 249 |
だったんだと思います。特にシモンズだったんだろうな。
いやぁ1巡指名、未練杯ではDexter Lawrence(NYGに指名された)が残っていたので指名しましたが、
彼もいなかったら、Jerry Tillery、Jonathan Abramと1巡26位、2巡34位を考えていたら、26位の直後の指名順位で決まるという
おお、驚き驚き。
1日目は終わったので、2日目の2巡と3巡を探りましょう。
2巡34位、56位、69位、3巡89位ということです。
ニーズは前回も書きましたが、まずはDL。そしてDB。これは大前提。
一応LBも増やしたい。レナードが昨年は良かったですがさらに強化したいのは老婆心。
OLもRGが弱いという評価で強化したい、WRはもう少しタレントを揃えたい。
攻撃って結局どれだけQBのアンドリュー・ラックをサポートできるかで決まりますからね。
残っている選手を見ていきましょう。
まさかのCBが1名(NYGのベイカー)しか指名されないという予想だにしないことが起きたので
CBがしっかりと余っております。
2巡の2番目、34位。1巡級と言われた人、選びたい放題。
2巡33位のアリゾナは32位でニューイングランドが指名したハリーを狙っていたところを掠め取られたのですが、
やっぱりまずアリゾナはWRなんだと思っておきます。
ということでDB(というかCB)です。1巡級だと
Bylon Murhpey | CB | Washington | 5-11 | 190 |
Greedy Williams | CB | LSU | 6-2 | 185 |
の2名が思い浮かびます。
マーフィーはいわゆるボールホークタイプで「ニッケルなら2巡」という私の感覚には合う。ウィリアムズはシャットダウンコーナーになっていけるタイプ。
この辺は好き嫌いで決まる感じ。他にもSがChauncey Gardner-Johnson、Nassir Adderleyとかいます。とりあえずDBが弱かったからKCにあっけなくやられたと思う分、ニッケルCBか、SSのイイやつが必要と思うわけです。
続いて意外と残っているのがWRですね。
D.K Metkalf | WR | Ole Miss | 6-3 | 228 |
A.J Brown | WR | Ole Miss | 6-0 | 226 |
オールミスの2名が残りましたね、コンバインの数値が高かったメトカーフ、今ドラフトの中では一番優れていると言われながらもスロットWRなのがブラウン。
スロットを取るなら1巡じゃあないだろ、という私の感覚には合う。問題は56位まで残るのかな。という両名がいます。
コルツとドラフト前面談行った選手をいろいろ見ていって、一番気になった選手は
Ben Banogu | DE | TCU | 6-3 | 250 |
所謂デカくて速い系、しかもコンバインの成績がなかなか。4-5巡級という評価ですけどね、こういう系はなんとなくコルツな感じがします。
3巡で誰が指名されるのか、3巡までには間違いなくDLは指名されますから
Dre'mont Jordanか、Jaylon Fergusonは狙ったうえで、Banoguを隠し玉。
あとはOLの指名だと思います。
Cody Fordはまだ残っていますし、OTがJawaan Taylor、Greg Littleと落ちてしまっているのは興味深い。
実はドラフトインタビューがラインは少ないので、この辺はスカウトの資料作成で決まるとこでしょうね。
■
はてなダイアリーがなくなったんですかね。
*
今年も日本最大級のNFLモックドラフトの祭典、未練・或爺杯モックドラフト2019(通称:未練杯)が行われました。
結果は下記サイトにて確認ください。
http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-36.html
今年はインディアナポリス・コルツのGMを担当しました。
まぁコルツにした理由としては、
1巡の後半である。(6時半近くは遅刻する可能性もある)
前年のニューヨーク・ジェッツとの指名権トレードで2巡34位という高順位を持っている。即ち、トレード次第では1巡指名権の獲得もできるし、1巡26位からのジャンプアップの可能性もある。
コルツの戦略は、QBアンドリュー・ラック中心、オフェンスラインを強化したら見事に強い攻撃陣が復活したことが目立ったシーズン後半戦。
ということでした。
ニーズが分かりやすく、取っ付き易い上に、後半順位のドラフト同様のドキドキハラハラの闘い、に臨戦というわけです。楽しめますよね。
さて、というわけで、インディーのドラフトニーズといえば、間違いなく守備です。特に思っていたのが、もう一人くらい優秀なインテリアディフェンダーがいたら強くなるだろうという見立てをしていました。
マーガス・ハントがディフェンスタックルで出てくる4-3スキームってどういうことだと思ってたわけですね。まぁハントは実はDTの方が向いてるのかもしれませんが。SMU時代から見ているのでハントは頑張ってほしいのは余談。
以上のことから、ディフェンスタックルだろうと、ディフェンスエンドだろうと、ディフェンスラインを強化しろ、1巡級の選手なら間違いなく取れ。一応コルツ向きな選手で、コルツとインタビューしている選手なら当然取れ。という結論でした。
これが本線です。というわけで選手を見ていきましょう。
まずは欲しいけどムリな選手。1巡上位で指名されて残ってたら奇跡というか有り得んクラス。
|Nick Bosa|Ohio State|DE|6-4|266|
|Quinnen Williams|Alabama|DT|6-3|303|
|Josh Allen|Kentucky|EDGE|6-5|262|
|Ed Oliver|Houston|DT|6-2|287|
エド・オリバーなんか本当にコルツ向き。コンバインの数値も良かったために評価が上がってしまいました。仕方ないね。取りたいならトレードアップしかありませんが、まぁ1巡の5位まで上げるとなると対価に困るので諦めました。
ということで狙うリストとしては
|Jeffery Simmons|DT|Mississippi State|6-4|301|
|Rashan Gary|DE|Michigan|6-4|277|
|Brian Burns|EDGE|Florida State|6-5|249|
の3名が本線でした。特に欲しかったのはジェフリー・シモンズ。類稀な運動能力とサイズ、カレッジでも4-3だった点、ACL負傷がなければ1巡上位だっただけに調査したくなるのは理解できます。
ギャリー、バーンズ共に運動能力から相手を仕留める点は優秀というところ、まぁ向いているし、インタビューしたのも納得でした。
シモンズは18位でフィラデルフィアに指名されてしまいました上、ギャリーは17位でオークランドに指名され、バーンズも22位でデトロイトに指名されて、候補は全滅。
一応、そんなことのために取っても良い1巡級のディフェンスラインは確認していて
|Montez Sweat|EDGE|Mississippi State|6-6|260|
|Christian Wilkins|DT|Clemson|6-3|315|
|Clein Ferrell|DE|Clemson|6-4|264|
というところが残っていたら間違いなくピックという状況で待っていました。
もう一名、判断に困っていたのが
|Dexter Lawrence|DT|Clemson|6-4|342|
で、サイズの大きさ、ハマったときの実力なら確実に1巡級。クレムソンのディフェンスラインから1巡候補が多くて誰が一番貢献しているのか判断に困るところですがサイズがあることで、もしニューイングランド・ペイトリオッツなら困らないけどコルツ向きか否かだけが悩むという選手が1名いました。
で、自分の指名順位の時には、残っていたのはローレンスのみでした。
加えてYoutubeでのストリーミングの回線が切れたタイミングで、状況把握も困っていました、直前のミネソタが誰を指名するのかわかっていませんでした。
ディフェンスラインがいなかったら、WRのDKメトカーフ取るのも悪くないし、トレードダウンの交渉をしなきゃとも思ったり、ディフェンスラインの次点である
|Jerry Tillery|Notre Dame|DT|6-6|295|
を指名なのか、ローレンスと比べてクラスは大丈夫かとか悩みましたが
ここは、「BPA=その位置で最も優れた選手」しかないとピックしました。
うん、自分の評価としては、コルツらしくない点を差し引いても有名どころのモックドラフトでもローレンスの指名はちょくちょく見るので、悪くない。
さて、コルツの守備の問題は、ディフェンスラインを1名したところで解決できるかといえばはっきり言えばNoというところです。
KCに見事にやられたプレーオフの試合を見る限り、DLで仕留めきれなかった点もさることながら、ニッケルディフェンスの穴であるミドルゾーンを守る選手の甘さが目立っていました。コーナーバックかセイフティを取りたい欲求にかられました。
あとコルツの攻撃陣、控えQBのブリセットは他所ならスタメン張れると思いましたし、RBの4名いて誰か出しても回せるユニットと思ったので、なんとか2巡34位からトレードアップできないかと奔走したのですが、これが叶わなかったのは残念でした。
ローレンスを取った後なので取りたいのはディフェンシブバックです。(勿論DLティレリーも欲しいし、指名直後のGM談話はティレリーへの未練を言ってましたけど)
DBの中で特に欲しかったのは
|Jonathan Abram|Mississippi State|S|5-11|215|
ちょうどコルツの守備陣の問題は
守備範囲の広いDBをマリック・フッカーに加えてもう一人欲しい
CBはシャットダウンコーナーが欲しい
という点ですが、後者は指名順位が本当に無理でも、ニッケルディフェンス強化はアリだと思って指名権が欲しかったのですが、無理でした。エイブラムは2巡の34位で取れるかもしれませんけどね、1巡にしたかったです。
これができなかったので、今回の未練杯の自己採点は60点くらいです。
IND好きな方はどう思われるでしょうか、まぁ未練杯は守備選手の指名が結構多いのは毎度の特徴と思ってますが、ここまで選択肢のない指名は想定外でした。このローレンス指名、好き嫌いは別れるでしょうけど。
■
ワールドカップが終わったので大会についての感想
- クロアチア代表
ここまで勝ち上がるとは予想してなかったので驚き。
試合内容は本当に良いチームだなと思わせてくれました。
失点シーンを見るに、なんか優勝はしそうな感じがしないし
PKをあんなに続けてやっての勝ち上がり。
それでもモドリッチ、ラキティッチ筆頭に中盤が良ければ
まぁ結果は出ますよ
ね。
- ベルギー代表。
タレントが多くいる中で、しっかりと組織が整えば勝てます。
を実践してくれたチーム。準々決勝のブラジル戦は非常に面白い試合でした。
GKのクルトワが試合終了間際のスーパーセーブがなかったらどうなったことやら。
あとは、ルカクがグループラウンド2試合、格下相手の4点しか取っていなかったことは不満。
2002年のドイツ代表、ミロスラフ・クローゼのような状態で、
他にセンターフォワードがいなかったのかと。ベンテケ、オリギ外して、バチュアイもイマイチ。
バックラインの年齢考えたら、次の世代が出てくるんですかね。ボヤタ以外。
- ブラジル代表。
タレントも豊富で強いチームだったんですけどね、ベルギーに負けました。
準々決勝、カゼミーロの出場停止。
優勝したときのセレソンといえば、近時は優秀な背番号5がいる気がします。
ジルベルト・シルバ、クレベルソン(この時だけだったよね)、ドゥンガ、マウロ・シルバとか。
もう一点付け加えるなら、もっと背番号9にもっと驚異的な選手が欲しかったなぁと。
ガブリエル・ジェズスは頑張ったと思いますが、
少し前のハルクといい、ルイス・ファビアーノといい
デカくて強くて、更に上手い、そんな選手がブラジルもいないんだなぁって
思わせるのが事実でした。
最近のブラジルのタイトルが、2013年自国開催のコンフェデレーションズカップというのは
なんとなく納得というところ。