試合について書くより、ザッケローニの通訳のお話が面白いんだが。

真面目な話、試合の内容としては、攻撃は80点、守備20点不合格という印象。
とにかく、不必要な失点をしてから守備に関してはパニック状態で、攻撃にも悪影響と。バックラインの設定位置と、長谷部、遠藤、阿部の代役は今のところいないという問題は顕著だと。
センターラインのバックスおよびミッドフィールド4名は今回の面子で使われることは金輪際ないと思いますが、どう考えてもあの失点の仕方はまずい。弱いチームが集中力の欠如で一発喰らう場面です。あんなモノ。それで下がった挙げ句にどう考えても格下のグアテマラにボール保持と陣地でアドバンテージを取られるんだよ。情けない。
攻撃が早々に2点を取る。原博実強化委員長のアミーゴ、ハビエル・イルレタさんばりの4-2-3-1で、、前の4名にラテラルが左右共に積極的に攻撃参加して良かったけれど、失点以来足を引っ張られたのは残念でした。点を取った場面は中盤の選手が流動的に動くことで空いたスペースにボールを出してゴールを狙った2点目とか、前のパラグアイ戦といい、香川、本田、森本。乾も良かったですね。
ただ、このシステムの永遠の課題ですが、クロスが挙がった時に常にニアサイドの森本が競り勝たなければならないこと、ファーサイドにボールが流れた時のカバーは誰がどうするのか、ワントップが相手の守備に抑えられている時のフォローは誰がどう動いて、カバーしていくのか、とか、今後の課題ですね。ステップアップという意味で。
あとは、トップ下の本田選手が、中盤の深い位置まで下がって攻撃の組み立てをして、前線に上がってシュートシーンに顔を出してと頑張りすぎな印象。悪い例として、嘗てイルレタ率いるデポルティーボが、準決勝、ポルト戦でそれまでは中盤の深い位置で仕事を多く要求される時間帯が多かったところ、千載一遇のシュートチャンス、どフリーで外したのを思い出してしまうのでね。あの辺も何か戦術的なアイデアで対処してもらいたいものですな。(インテルスナイデルみたいな休ませ方勉強になる)