本来スポナビに書く予定だった記事だよ。

まず、この衝撃的な図を見ていただこう。
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さて、マンチェスター対ノース・ロンドンの1試合目だった方
マンチェスター・シティー対トットナム・ホットスパーズを後に書くわけだが。
この試合については
前半は色々なんだかんだで点は入らず、後半にシルバのパスからナスリがGKノーチャンスでゴールを決めた。続くCKからレスコットが得点で、2-0。半分以上はここで試合が終わったと思ったよ。そしてマンチーニのチャントをやっている最中にサビッチのポカミスから1点をデフォーが決め、ベイルの素晴らしい得点で2-2と同点に。
そして大問題となるバロテッリの故意の踏みつけ。後半ロスタイム、デフォーがシュートを外したのに対し、バロテッリがPK獲得、得点でシティーの勝利。
退場となるべき選手が試合を決めたのはどうなんだという試合だよ。細かいことはマッチレポートを見てください。
図で分かるとおり、スパーズの攻撃が偏っている。偏りすぎていると言ってイイくらいだ。それが試合に直結するわけではないのだが、この試合の前半から過いる・ウォーカーの守備がアヤしかったのは見て取れた。
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そんな彼の拙い守備が、サミル・ナスリのマークを外してしまって失点となってしまった。
トットナムのシステムはレノンがいてモドリッチがいてファンデルファールトがいて、右サイドから上がってくるウォーカーが上がった後ろを誰も守る準備があるとは言い切れないところが、本来ならカウンターで狙うべきところなのだが、通常は攻撃が完結するので、ウオーカーの守備も問題にならない。
ところがシティー相手にボールを自分たちが多く持って戦えないとなると、今後もここのポジションの問題は出てくるかもしれないと少し思った。別に攻撃が偏重したのは崩しやすそうなのがクリシーよりもリチャーズだっただけかもしれない。ただ守りの備えがないのはいつかやられる可能性の予兆。
こういうことを見て思ったのが、12月16日に、イタリアの新聞にパオロ・マルディーニが答えた、「レフトバック論」で彼の「ディアゴナーレや距離の取り方を理解していない輩が多い」とか「ハーフウェーラインを過ぎての仕事が高く評価されすぎ」という点である。ライトバックのウォーカーについてもこれが該当した感じ。
試合としての焦点は、それどころじゃなくなってしまっているけれど。