はてなダイアリーがなくなったんですかね。

 

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今年も日本最大級のNFLモックドラフトの祭典、未練・或爺杯モックドラフト2019(通称:未練杯)が行われました。
結果は下記サイトにて確認ください。

http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-36.html

 

今年はインディアナポリス・コルツGMを担当しました。

まぁコルツにした理由としては、

1巡の後半である。(6時半近くは遅刻する可能性もある)

前年のニューヨーク・ジェッツとの指名権トレードで2巡34位という高順位を持っている。即ち、トレード次第では1巡指名権の獲得もできるし、1巡26位からのジャンプアップの可能性もある。

コルツの戦略は、QBアンドリュー・ラック中心、オフェンスラインを強化したら見事に強い攻撃陣が復活したことが目立ったシーズン後半戦。

ということでした。

ニーズが分かりやすく、取っ付き易い上に、後半順位のドラフト同様のドキドキハラハラの闘い、に臨戦というわけです。楽しめますよね。

 

さて、というわけで、インディーのドラフトニーズといえば、間違いなく守備です。特に思っていたのが、もう一人くらい優秀なインテリアディフェンダーがいたら強くなるだろうという見立てをしていました。

マーガス・ハントがディフェンスタックルで出てくる4-3スキームってどういうことだと思ってたわけですね。まぁハントは実はDTの方が向いてるのかもしれませんが。SMU時代から見ているのでハントは頑張ってほしいのは余談。

以上のことから、ディフェンスタックルだろうと、ディフェンスエンドだろうと、ディフェンスラインを強化しろ、1巡級の選手なら間違いなく取れ。一応コルツ向きな選手で、コルツとインタビューしている選手なら当然取れ。という結論でした。

これが本線です。というわけで選手を見ていきましょう。

まずは欲しいけどムリな選手。1巡上位で指名されて残ってたら奇跡というか有り得んクラス。

|Nick Bosa|Ohio State|DE|6-4|266|

|Quinnen Williams|Alabama|DT|6-3|303|

|Josh Allen|Kentucky|EDGE|6-5|262|

|Ed Oliver|Houston|DT|6-2|287|

エド・オリバーなんか本当にコルツ向き。コンバインの数値も良かったために評価が上がってしまいました。仕方ないね。取りたいならトレードアップしかありませんが、まぁ1巡の5位まで上げるとなると対価に困るので諦めました。

ということで狙うリストとしては

|Jeffery Simmons|DT|Mississippi State|6-4|301|

|Rashan Gary|DE|Michigan|6-4|277|

|Brian Burns|EDGE|Florida State|6-5|249|

の3名が本線でした。特に欲しかったのはジェフリー・シモンズ。類稀な運動能力とサイズ、カレッジでも4-3だった点、ACL負傷がなければ1巡上位だっただけに調査したくなるのは理解できます。

ギャリー、バーンズ共に運動能力から相手を仕留める点は優秀というところ、まぁ向いているし、インタビューしたのも納得でした。

シモンズは18位でフィラデルフィアに指名されてしまいました上、ギャリーは17位でオークランドに指名され、バーンズも22位でデトロイトに指名されて、候補は全滅。

一応、そんなことのために取っても良い1巡級のディフェンスラインは確認していて

|Montez Sweat|EDGE|Mississippi State|6-6|260|

|Christian Wilkins|DT|Clemson|6-3|315|

|Clein Ferrell|DE|Clemson|6-4|264|

というところが残っていたら間違いなくピックという状況で待っていました。

もう一名、判断に困っていたのが

|Dexter Lawrence|DT|Clemson|6-4|342|

で、サイズの大きさ、ハマったときの実力なら確実に1巡級。クレムソンのディフェンスラインから1巡候補が多くて誰が一番貢献しているのか判断に困るところですがサイズがあることで、もしニューイングランド・ペイトリオッツなら困らないけどコルツ向きか否かだけが悩むという選手が1名いました。

で、自分の指名順位の時には、残っていたのはローレンスのみでした。

加えてYoutubeでのストリーミングの回線が切れたタイミングで、状況把握も困っていました、直前のミネソタが誰を指名するのかわかっていませんでした。

ディフェンスラインがいなかったら、WRのDKメトカーフ取るのも悪くないし、トレードダウンの交渉をしなきゃとも思ったり、ディフェンスラインの次点である

|Jerry Tillery|Notre Dame|DT|6-6|295|

を指名なのか、ローレンスと比べてクラスは大丈夫かとか悩みましたが

ここは、「BPA=その位置で最も優れた選手」しかないとピックしました。

うん、自分の評価としては、コルツらしくない点を差し引いても有名どころのモックドラフトでもローレンスの指名はちょくちょく見るので、悪くない。

 

さて、コルツの守備の問題は、ディフェンスラインを1名したところで解決できるかといえばはっきり言えばNoというところです。

KCに見事にやられたプレーオフの試合を見る限り、DLで仕留めきれなかった点もさることながら、ニッケルディフェンスの穴であるミドルゾーンを守る選手の甘さが目立っていました。コーナーバックかセイフティを取りたい欲求にかられました。

あとコルツの攻撃陣、控えQBのブリセットは他所ならスタメン張れると思いましたし、RBの4名いて誰か出しても回せるユニットと思ったので、なんとか2巡34位からトレードアップできないかと奔走したのですが、これが叶わなかったのは残念でした。

ローレンスを取った後なので取りたいのはディフェンシブバックです。(勿論DLティレリーも欲しいし、指名直後のGM談話はティレリーへの未練を言ってましたけど)

DBの中で特に欲しかったのは

|Jonathan Abram|Mississippi State|S|5-11|215|

ちょうどコルツの守備陣の問題は

守備範囲の広いDBをマリック・フッカーに加えてもう一人欲しい

CBはシャットダウンコーナーが欲しい

という点ですが、後者は指名順位が本当に無理でも、ニッケルディフェンス強化はアリだと思って指名権が欲しかったのですが、無理でした。エイブラムは2巡の34位で取れるかもしれませんけどね、1巡にしたかったです。

これができなかったので、今回の未練杯の自己採点は60点くらいです。

IND好きな方はどう思われるでしょうか、まぁ未練杯は守備選手の指名が結構多いのは毎度の特徴と思ってますが、ここまで選択肢のない指名は想定外でした。このローレンス指名、好き嫌いは別れるでしょうけど。