サウサンプトン対バーンリー
ストーム「デニス」が来ている真っ最中に行われた試合は
素晴らしいゴール2本(イングスとバイドラ)と、コーナーキックからの直接ゴールを見る試合になりました。
マッチレポートもあんまり面白いこと書いてませんね。監督のインタビューも然り。
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さて、試合としては、ボールを持ってはいたけれど勝てなかったセインツがとても気になりました。
試合分析の目安としては、ボールポゼッションの比率に際して、ゴール数、シュート数およびコーナーキックの数がニアイコールでない試合は何か間違いが起きていると思うものです。


要因は何かという点です。
個人的に気になったのは、ラルフ・ハーゼンヒュットルの交代策とライアン・バートランドの使い方です。
ブファルのケガでディエンポを入れたのは、他に選手がいなかったことを考えれば致し方ないところかもしれません。
しかし、ジェネポが外に張ることで、バートランドのポジションは内側寄りになることが目に付くようになりました。(元々彼はチェルシーの若い頃から期待されているレフトバックでしたが、レディングがFA杯で勝ち上がった頃、更に有名になった選手。攻撃のセンスもあるのでミッドフィールダーだったこともあった記憶。何よりバイエルンとの決勝がチャンピオンズリーグデビューだった選手です。)
そして、交代策の2枚目がライトバックのカイル・ウォーカー・ピーターズを下げて、ウィングの選手を入れるわけですから、スリーバックの左のタスクも念頭に入れながら、攻撃参加を何度も仕掛けるバートランドというのは、少し過負荷に感じる上、結局攻撃に大きな要素が加わったわけではありませんでした。
この試合、よく考えたら左利きはセインツのスコッドの中ではバートランドだけでした。そんな選手を有用に活用する選択を、何故できなかったのでしょうか?少し残念に思う内容でした。バーンリー守備は、相手の脅威が一つ減ることで、混乱させられている状況がありませんでしたからね。


ホームチームの決定的チャンス(後半、GKポープのナイスセーブでした)は皮肉なことに、左サイドからのクロスから起きたというのは面白いことです。クロスは成功率の問題よりも大事なのは、クロスが上がることを相手に意識させることにあるわけです。アメリカンフットボールでフェイドの成功率が低いと言われてもフェイドをコールしないで勝つ試合が成り立つのか?と言われたらまず難しいと言わざるを得ません。フェイドの脅威がないならセカンダリーは簡単にブリッツに入る。
確率の問題は、時に確率よりも選択肢と状況の精査の方が、大事だったということが、現実にもよくありますが、まぁそんな試合です。この試合。

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SOUvBUR

それにしても思うのですが、DAZNになってから、副音声で英語を聞くことができないので
面白い単語を拾うことが大変になってきましたね。