パリ・サンジェルマンボルシア・ドルトムント

1stレグを落とした、PSGですが、無観客のパルク・デ・プランスの試合に勝利して、合計スコアで逆転、勝ち抜けを決めました。
このチャンピオンズリーグの方式らしい、180分を考える戦い、という2試合目。
前回とは異なる布陣をしき、エディンソン・カバーニのシュートが決まっていたらもっと簡単に試合が決まっていただろう展開でした。
前半、押していたパリがネイマールのゴールに加え、前半終了間際のフアン・ベルナトのゴールで、試合が決まってしまった印象です。
カバーニは試合全体で最も走行距離が多い選手でした、だからこそ彼がゴールを決めていたらマンオブザマッチだったでしょうね)

パリは相手ポゼッションでもゴールが脅威になることが少なかったです。(後半はスタッツ的には不利になっていますが、それは得点差が為せるわざ)
パリの守備が、ドルトムントのアタッカー、エーリング・ハーランドを完封した点が大きな勝因です。
裏を返せば、ルシアン・ファブレには、ハーランドを抑えられた場合のプランBを用意できなかった。スコッドでのパリの充実ぶりが、戦力として相手を上回ったと言えます。
1stレグの試合の印象は紙一重の差と思っていましたが、180分で戦う戦力、という意味を考えさせられる、なかなか面白い試合でした。

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PSGBVB

しかし、無観客試合は、色々な声が聞こえて、音の迫力を聞くことができる意味では興味深いですね。
外にPSGのウルトラがいっぱいいたので、外出禁止の意味はあったのか?という疑問はさておき。
そして外国籍選手の多いパリらしく、フランス語以外に、スペイン語ポルトガル語、英語、(相手チームだから)ドイツ語など、様々な言語が飛び交う現場
場面場面でどういうプレーを要求されているか、というあたりが具現化されているんだなぁと
トップレベルの実力を改めて実感した試合でした。


でも、やはり、観客は欲しいね。