NFL Draft 2020 1日目

まさか、G+の放送が途中で切れるとは思いませんでしたね。残念極まりない。
再放送では最後までやるらしいけれど、なんてもったいないことをしてくれた。

史上初のヴァーチャルドラフトは、色々面白さがありました
各チームやコーチのウォールーム、ジェリー・ジョーンズのヨットの豪華な部屋
NFL NetworkとESPNの、解説者が豪華な出演をしていました。

序盤はトレードが少なく順当な指名が続きました。
ご多分に漏れず、1巡4位、NYGの指名は
Andrew Thomas(OT,Georgia
になりました。驚きもなく、傾向通りという感じです。
元々伝統的に指名順位を動かさないBPAを指名する、LBを1巡指名したのが1984年のCarl Banks以来ない、
とか考えたら仕方ないですよね。BPAならIsiah Simmons(LB,Clemson)という気もしましたが、
(Simmonsは、1巡8位でARIから指名)
Daniel Jonesを守り、Saquon Barkleyのランが進むためのチョイスとしては
最善の選択をしたと思います。LTとしては、今ドラフトで一番の素材です。
https://www.youtube.com/watch?v=Yu1Lb8PVIew


驚きをもたらしたのは、1巡12位、LVRからでした。
WRの有力候補の中から一番最初に指名されたのは、Henry Ruggs(Alabama)でした。
レイダースがオークランドからラスベガスにフランチャイズを移し
ラスベガス・レイダースとしての最初の指名が、スピード溢れるWR。
13位のSFは、1つ下のTBとトレードをした末、WR指名を回避し、Javon Kinlaw(DT,South Carolina)を指名しました。
良い選手ではあるんですけれど・・・って思っちゃいます。BPAならWRでしたでしょう。
彼を指名するくらいなら、Deforest Bucknerを放出する理由はなかったよなぁ。
サラリーキャップが厳しいから、Bucknerを出したんでしょうけれども、なんとも勿体ない。
続いて1巡15位、Jerry Jeudy(Alabama)が来ました。Courtland Suttonの対岸にルートランナーとして一級品のレシーバーが、Drew Rockには嬉しいお話です。
そして1巡17位、CeeDee Lamb(Oklahoma)をDALが指名。ニーズとしてはWRは多くなくてもこんな素材を逃す理由がない。
これには解説の元DALの殿堂入りマイケル・アーヴィンもニッコニコでした。(その前のRuggsのときは怒ってたのに大変だな)
続いて指名を受けたのが、20位のPHIにJaylen Reagor(TCU)、21位のMINにJustin JeffersonとWRニーズのチームから指名を受けました。
本日WR指名の最後は、25位、Brandon Aiyuk(Arizona State)が来ました。ウィングスパンが大きい、ボール捕球後にヤードを稼ぐことが上手い、リターナーとしても期待が可能、という選手です。
それにしても、31位から指名権を上げるとは予想外でした。指名権がなくなる。次は5巡の156位で、明日(2巡と3巡)ではなく明後日になります。遠い。
一番心配なCBの補強を本当にどうするんでしょうか、GMのJohn Lynchの実力が試されます。


QBは、1位CIN、Joe Burrow(LSU)、5位MIA、Tua Tagovailoa(Alabama)、6位LAC、Justin Herbert(Oregon)の3名はほぼ既定路線だったので
次に誰が来るのかと言う注目点、26位にGBがトレードアップからのJordan Love(Utah State)を指名。
思えばAaron Rodgersも36歳という年齢ですから、QBの指名という時期なんですね。Brett Favreの下で3年修行を積んだRodgers同様に上手な禅譲ができますか、楽しみです。
しかし、この1つ前のNOは、何故QBの指名でもなく、守備の補強でもなく、IOLのCesar Ruiz(C,Michigan)だったのか、謎だ。
去年同じセンターのErik McCoyを2巡で指名し、どちらかはガードに回る、というSean Peytonの発言ですが
ガードもAndrus Peatと5年オプションをしたばかり、Larry Warfordも3年連続プロボウルの優秀な選手と、どういうことやねん。
27位、SEAのJordyn Brooks(LB,Texas Tech)と並ぶ謎指名と思います。(James Carpenter、Bruce Irvinといい、去年のL.J Collierといい、伝統芸なのかもしれない)