2021年の未練杯に向けたタンパベイ・バッカニアーズのドラフトを考察していきましょう。
バッカニアーズは、スーパーボウルで先発した22名(攻撃・守備の両11名)が全員残留させることができました。
とても珍しい。ということで決定的な穴というものがないなかで、ドラフトニーズも各社、各記者、考え方がバラバラです。
これは、モックドラフトをやる人間にはとても困ります。
というわけで、ニーズと言われているポジションの1つランニングバックを見ていきましょう。まずは現有戦力。

name ATT YDS Avg
Ronald Jones II 192 978 5.1
Leonard Fournette 97 367 3.8

という2名のRBが主力。チームのランスタッツも、回数369、ヤード1519(NFL全体で下から4番目)、平均4.1(下から6番目)という実力。
新戦力で入った

Giovani Bernard 121 409 3.4

というところですが、フォーネットもバーナードも年齢を考えるとこれ以上の伸びは難しいという印象です。

というわけで、ドラフトする可能性があるわけです。
まず今ドラフトで一番注目されているのは、Travis Etienne(Clemson)
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ランもパスもできる選手であることもあって人気ある選手です。
なにせ、バックスのQB、トム・ブレイディはRBを上手く使うことで有名。
攻撃の主力として加える発想をしてもなんらおかしくはない。

続きましてはNajee Harris(Alabama)

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優秀なRBを出すアラバマ大学の選手。全米最優秀RB賞の選手です。なんというか、感じとしてはEddie Lacyをちょっと細くした感じ。スピードを考えるとちょっと足らないような気もするのが、彼が絶対的に1巡に見られないところでしょうか。
そう、今季のドラフトでRBに絶対的な1巡級の選手はいません。

Michael Carter(North Carolina)

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モックドラフトで、1巡をRBを指名しないで中位でタンパが指名するなら、このCarterという予想が出てきます。
小さく素早っしこく、パスキャッチが上手いタイプに該当するからです。

Demetric Felton(UCLA
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バッカニアーズのドラフト前の選手調査で名前が出ていたRBが、このFelton。
RBでもWRでもいけるタイプのバーサタイルタイプ。
彼の映像を見た時、ああ、これはブレイディに向いているタイプだなとは思いました。

Rhamondre Stevenson(Oklahoma)
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個人的には、RBはデカくて強くて速い、のタイプが好きです。得点即ちTDを取るために必要な要素は、まずは前に出る力だと思うわけです。
ロナルド・ジョーンズをメインのRBと考える場合、3rdダウンバックとしての価値を出せそうな選手を用意するのは悪い気はしない。
そもそもNCAAフットボールのルールの都合上、こういうタイプのRBが少なくなって気がします。
多分、バッカニアーズは指名しないでしょうが、ドラフト3日目の個人的な注目選手です。

というわけで、先ずはRBでした。1巡32位指名権、ここでRB指名をできる胆力があるのか、GMとして試されます。
1巡を使っても許されるのは、おそらくエティエンヌのみでしょう。ただ彼が残っていた時、誰と比較して、選ぶのか。
この予想が全くつかない、今回の32位指名権。ドキドキものです。