なんやかんやで、NFL開幕です。
ファンタジーフットボールの準備もできてますか?皆さん。


ということで、全チームのロスターと戦力は確認してます。
それ以外のプレシーズンなんかは気にして見てませんし、
怪我人とコロナ離脱の情報をちゃんと入れないとやっていけないのが
このNFLのレギュラーシーズン(およびファンタジーフットボール)です。

さぁ、今年もNFL地区優勝及びスーパーボウル予想にいきましょう。
まずはAFC

AFC バッファロー・ビルズ
AFC クリーブランド・ブラウンズ
AFC インディアナポリス・コルツ
AFC西 カンザスシティ・チーフス
WC1 ピッツバーグ・スティーラーズ
WC2 ニューイングラド・ペイトリオッツ
WC3 デンバー・ブロンコス

まぁちょっと前なら信じられないことに、シーズン全敗、2シーズンで1勝しかしなかったブラウンズを優勝候補にする日が来るとは。
感慨深いものがあります。チームビルディングの大切さを学んでいる気がします。同様にビルズもショーン・マクダーモット体制ブランドン・ミーンGMとの強力な関係が良いチームを作りました。
昨季はパトリック・マホームズのチーフスにプレーオフで負けた両チームですが、補強は明確に負けた要因の守備を補強した印象があります。上積み上積み。
AFC北地区は昨季もボルチモア・レイヴンズを含め3チームがプレーオフ進出した激戦区。全体1位QBジョー・バロウのいるシンシナティ・ベンガルズもオフェンスラインがしっかりとバロウを守ればプレーオフの可能性があります。レイヴンズを下げたのはラマー・ジャクソンのワクチン嫌いと開幕直前にRBがシーズンアウト2名は痛い。
南地区はコルツとテネシー・タイタンズの2チームが争うと思いますが、タイタンズ開幕直前のコロナ陽性者大量離脱は印象が悪い。
で、ワイルドカードに残りそうなチームを考えると、1巡でRBナジー・ハリスをドラフト指名したスティーラーズ。元々QBベン・ロスリスバーガーのパス攻撃、伝統の守備があるので強い。
続くのが色々切っていくと昨季7勝だったペイトリオッツ。正直キャム・ニュートンがQBで残っていたら地区優勝候補だったのですが解雇。昨季のあんなに酷い面子で、それでも7勝したんだから勝ち星は増えるという計算でしたが、開幕から1巡QBマック・ジョーンズで挑む態勢。リリースやスローイングは申し分ないですが、目を見切られてインターセプトもしくは選手を探していてサック連発、という予感がします。9勝したら御の字です。
もう1チームは、QBの問題さえ解決すればなんとかなる気がするブロンコス。ボン・ミラーも健康なままシーズンを送って欲しいですが、QBテディ・ブリッジウォーターが派手さはなくもコントロールできれば、対戦相手の関係から見ても残るんじゃないかなという感じです。マホームズというスーパーなQBがいる手前、同地区ならDBが良いほうが残る。この点でラスベガス・レイダースは切りました。


続いてNFC

NFC ニューヨーク・ジャイアンツ
NFC グリーンベイ・パッカーズ
NFC タンパベイ・バッカニアーズ
NFC西 ロサンゼルス・ラムズ
WC1 サンフランシスコ・49ers
WC2 ダラス・カウボーイズ
WC3 シアトル・シーホークス

冒頭の東地区ジャイアンツは当然ですね。
セイクオン・バークリーの4年目、ダニエル・ジョーンズも3年目。WRの補強を行い、そもそもエヴァン・エングラムやスターリング・シェパードなど、超は付かないが活躍できる選手を揃ってます。そして1巡もWRのケダリウス・トニー。とにかく攻撃が不発にならなければ。オフェンスラインは昨年からケヴィン・ザイトラーが抜けるのは痛手ですが、ヘルナンデスが右Gの後釜へ。昨季後半に頑張ったルミューが左Gで残り、昨年の1巡アンドリュー・トーマスが本来の実力を出せばなんとかなる。(そもそもマーク・コロンボってOLコーチが悪かったというお話)
守備は課題だった仕留める選手として2巡でアジーズ・オジュラリを指名できたのは幸運。ダルビン・トムリンソンは残せませんでしたが、ダニー・シェルトンが入り、DBもアドリー・ジャクソンが入り、穴は埋めた。あとは勝つだけだ。派手さはなくてよいので、しっかりと勝て。
北地区は、結局、アーロン・ロジャーズのパッカーズ。地区を考えるとぶっちぎる可能性も感じます。
南地区は、前回優勝のバッカニアーズスーパーボウル優勝のスタメン22名が全員残るという奇跡的なことがおきてますが、正直に言って昨季はレギュラーシーズンでそんなに強かったわけではなく勝った対戦相手も弱いところばかり。ヴィタ・ヴェアが何試合か欠場していたのが大きかったですが基本的には守備の強さが看板。そこにトム・ブレイディ(ジゼル・ブンチェンの旦那)がQBとしてコントロールする感じです。今季も同地区が戦力的に物足りない点で勝ち星を積み上げて地区優勝からのプレーオフという青写真が見えます。
NFL全8地区で最も読めない激戦区がNFC西地区。ジャレッド・ゴフをトレードに出しマシュー・スタッフォードをQBに据えたラムズを優勝候補に。キャム・エイカーズの離脱をソニー・ミシェルで埋め、アーロン・ドナルドを要する守備が活躍すれば大崩れするとは思いません。(KC相手にバカゲームしたんだけどなぁ)
昨季は怪我人大量発生に泣いた49ersは、本来の実力なら地区優勝級。QBトレイ・ランスを指名された状況下、ジミー・ガロッポロの実力が試されます。優秀な選手だと思うから、本当に怖いのは怪我。
ワイルドカードで残りそうなのは面子を考えたらダク・プレスコットカウボーイズ。守備面の不安を改善したら強いハズ。新DCダン・クイン(元アトランタ・ファルコンズHC、その前はシアトルで優勝DC)の手腕が試されます。そもそもNFLは珍しい話で異なる2チームで優勝したHCがいないのにパッカーズで優勝のマイク・マッカーシーがHCなのは、ジンクスすら気にしないってことですな。
最後に消去法でシーホークス。結局勝負強いQB、勝負強いHCがいること。そしてブライアン・ショッテンハイマーをクビにしたのでオフェンス改善されるであろう予感があります。ただ、地区内で勝ち星を増やすのが難しい分、順位は低めに。


スーパーボウル予想ですが、順当ならチーフスとバッカニアーズの再戦かなと思いますが、期待としてはビルズ対ジャイアンツ。(大昔の「ワイドライト」以来の対戦)
AFCはブラウンズかビルズが上がってくると面白いです。チームビルディング的な意味で。特にブラウンズは今年ベイカー・メイフィールド率いる攻撃陣が花開いてくれると面白いかなと。DBの差でバッファロー


とにかく、今年の期待はですね。
私が未練杯で指名したジェイソン・オウェイ改めオダフェ・オウェイがDROY級の活躍をすること
ニューヨーク・ジャイアンツが優勝して、翌年のドラフトで1巡32位指名権を持つこと
ご満悦な顔して未練杯でモックドラフト指名すること
これを三本柱に考えているところです。ただボルチモアプレーオフにするにはチョットね。

チェルシーFCの優勝。

やっぱり色々と考えさせられるお話ですね。

こんな本が出ていたけれど、この本の中ではチェルシーの監督はフランク・ランパードだし、プレミアリーグ関係の監督やコーチと言えば、気になる人物と言えばトーマス・フランクだし、アシスタントとしてはポール・ネヴィンが入っていなかったのは、選者のセンスがとても悪いことが理解できるし、細かいファクトチェックをすると間違いであることが明らかな点を見逃して刊行したと思うと、残念な本ですね。


さて、前回はマンチェスター・シティーの目線でUEFAチャンピオンズリーグの決勝を見たので、今回はチェルシーの目線で決勝を見ていきましょう。
https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/2021/05/29/202838

勝戦は先制点が大事になるし、先制点を与えないことも同様に大事になる。(略)
相手(シティー)の守備が簡単に穴になるとも限らず、(得点の)可能性は90分の中で数度あるくらいだろうと思われる。その中で1度でも決めたら決勝点の可能性もあり、誰かが1つ大仕事をしてくれることが、切望されている。

と書いていて、チェルシー側ができることの限られている中でしっかりと試合を行った印象がやっぱりあります。
チャンピオンズリーグの試合では先発出場していたハキム・ジエシュではなく、カイ・ハヴァーツを先発起用しました。監督のトーマス・トゥヘルの言葉を見ると「高さでのアドヴァンテージとティモ・ヴェルナーとの協力関係に期待した」とあります。個人的にはもう一つ理由があると思うので後述。
相手側の先発にも驚きがあって、これは試合後会見のトゥヘルの言葉で「フェルナンジーニョが先発に入ると思っていた。相手の選択はとても攻撃的で技術ある選手を並べた、ボールを奪取し回収することが難しい。それ以外は予想通りだった。」と言われるこの試合、繰り返しになりますのでフェルナンジーニョについては割愛。(シティーの敗因です)


さて、先発はわかったところで、チェルシーが勝つならどういう展開が理想なのだろうか?という点を考えましょう。
点を多くとって相手を上回る試合よりも、1-0もしくは2-1の点差の少ない試合の方が現実的。さらに言えば、1-0で逃げ切る方がより理想的だったのではないでしょうか。
改めてブルーズの人選を見ると、バックラインは3バック。右にはセサール・アスピリクエタが入り、リーグ戦で行ったリース・ジェームズとの配置の入れ替えはせず、ジェームズが右のウィングバック。中央にチアゴ・シルバ、左はアントニオ・リュディガー。左のウィングバックはベン・チルウェル。安定した後ろ5枚を選び、MFはチェルシーの言葉を借りると「ダブルシックスロール」、ジョルジーニョとエンゴロ・カンテ。(シックスというのはドイツのフォーメーション図で守備的MFを「6番」というからです)
そして前線がティモ・ヴェルナー、メイソン・マウントで、そしてハヴァーツ。
まずはヴェルナーを考えましょう。彼の特徴は何よりスピード。他の競技もスピードは教えることはできない、と言われるほど天賦のモノであり、これを上手く使いこなせればサッカーのトップレベルで高い地位を約束されるものです。ただ純粋にアタッカーとして見た場合に彼の今季の問題点は得点の決定力。実際の得点はxGに比して低いことはいわれていますし、ドイツ代表の試合でも北マケドニア相手に彼がゴールを決めていれば、歴史的な敗戦となることはありませんでした。
カイ・ハフェルツ、ドイツのバイヤー・レバークーゼン時代の彼は得点もしっかりと取るアタッカーの印象が残っていますが、彼のプレースタイルで素晴らしいのは8番、9番、10番をこなせる器用な点も備えるところ。仮に早い時間帯に1点が入った場合に試合の展開や時間をコントロールする際に器用な彼が担う役割が色々な面で期待できます。2-0や3-0になったら、尚更。
マウントも若手の有望選手。テクニックも確かな選手で、ウィングとしてそして10番の選手としても機能する。8番としてもいける選手であります。


というわけで試合展開別に行うことを考えると

  1. 守備が耐えて相手の得点を極力抑える。特に大事な点は相手のMFに大きな自由を与えないこと。
  2. 攻撃はスピードで相手に脅威を与える。a.ヴェルナーのスピードで相手の守備を背走させる。b. サイドからの速い侵入から中央で合わせて得点につなげる。
  3. 0-0の展開で試合が続くなら、同じポジションの選手を後半に入れてインパクトプレーヤーとする。
  4. 1点が必要な展開になったなら、オリヴィエ・ジルーを入れる。ヴェルナーとの交代。時間帯によってはDFを1枚削ってジルーとなる。
  5. 1点を守る展開の場合は、同じポジションよりも後ろのポジションの選手を入れる。ただし極度に守りすぎない布陣にする。

上記5点が大まかな考え方。試合開始前のシティーの先発陣容を見て相手がよりテクニカルからこそ同じ土俵で戦うことはよろしくない。むしろ自分たちのストロングポイントをいかした得点を狙うのが良いです。こう考えた場合、シエシュは良い選手ですが、特徴はスピードであり相手を支配する時間帯にどうしても輝きにくくなります。そのために彼がベンチに下げられたと考えてもおかしくないのではと思います。トップレベルの戦いになれば単に一芸に秀でているのみでは難しい。(逆にスピードのインパクトプレーヤーとしては期待していたものと思います。出番はありませんでしたが)
イルカイ・ギュンドアンの起用がスコット・バレットのフランカー起用であり、ジエシュの不在はワイサケ・ナホロが選外になったことを思い出しました。RWC2019のAB'sのことですが、競技は違えど、戦術はまず人選から始まるわけです。


試合を振り返りましょう。
試合は前半早々からヴェルナーの空振りや惜しいシュート。2本のうちのどちらか決まっていたら試合は楽だったでしょう。カンテのヘディングシュートもありました。
得点の期待できる機会としてはシティースターリングの8分の枠内シュートと26分のリュディガーがブロックしたフォーデンのシュートがあり、拮抗しているという状態でしたが、シティーのパス本数が少なくポゼッションも期待ほど高くさせなかった展開になります。フェルナンジーニョ不在もありますが、チェルシーの守備が良かったことも見逃せません。

そしてゴールを見ていきましょう。


理想的です。ヴェルナーのスピードの脅威を与えたうえで相手の守備の一瞬の穴を突く。ハヴァーツ。やはりレバークーゼンで二桁得点していただけのことはあります。
この得点に加えて、後半に途中出場のクリスティアン・プリシッチの非常に惜しいシュートがありました。決まっておかしくない決定的チャンス(skysport的に言うと「明白なチャンス(Clear-Cut Chance)があり、これが決まっていたら2-0。もっと試合は楽になっていたと思いますが。

相手シチズンズの中心選手、ケヴィン・デ・ブライネのアクシデントによる途中交代がありましたが、それでも相手の攻撃の機会を極力抑えたのはチームとしての勝利。
トゥヘル「我々は全員がステップアップして、より勇敢になって、危険なカウンターアタックを創出した。タフでフィジカルな試合。選手が互いに助け合った。」と狙いはカウンターにならざるを得ない点と、やり切る力。それを出せるのが優秀な指揮官というところでしょうか。
監督というと兎角采配や戦略に目を向けられがち(特に日本のサッカー言論)ですが、指揮官の力が発揮されるのは、更に上位構造の次元にあるように思います。



結語として
今回のマンチェスター・シティー対チェルシーチェルシーがうまくやった。これは確かです。ただそれ以上にシティーの采配ミスである印象が強いです。
ペップ・グアルディオラは、異なる2チームでチャンピオンズリーグを制覇した監督になることができませんでした。
オットマール・ヒッツフェルト(初出場の決勝でボルシア・ドルトムントに優勝をもたらした)
ユップ・ハインケスバイエルン・ミュンヘンに史上初の三冠をもたらした)
カルロ・アンチェロッティレアル・マドリード悲願の「デシマ」およびACミランでの2回のビッグイヤー
ジョゼ・モウリーニョインテル・ミラノを三冠させた人)
確かにペップのバルセロナは非常に強いチームでしたが、そろそろチャンピオンズリーグを優勝できないと彼の成果は、実は彼の手腕によるものか否かが懐疑的になってしまう気がしてなりません。何故バイエルンは優勝させられなかった、何故マンチェスター・シティーは大金を使っても勝てない、と。

人選ミス。考えすぎ。
今回のUEFAチャンピオンズリーグ決勝を終えて、各所で言われた単語がこれでした。


https://encyclopector.hatenadiary.org/entry/2021/05/28/235601

今回の決勝で、(ペップが)考えすぎて失敗する試合だけは、シティーおよびチェルシーのファンではない私としては見たくない。というのが要望。

と、試合が行われる前に書いた私の悪い予感が的中したのが、この試合でした。
というわけで、先ずはペップ・グアルディオラマンチェスター・シティーを追体験する形で、決勝戦を考えてみましょう。

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MCYCHE

マッチレポートはこちらをご覧ください。
www.uefa.com
www.bbc.com

前半早々のラヒーム・スターリングのチャンスはありましたが、マンチェスター・シティー枠内シュートは試合を通じてこれ1本。
ボールはそれなりに持つものの、GKを脅かすシュートを撃つことができない。
一方でチェルシーは毎度恒例のティモ・ヴェルナーをスピードあるディープスレットとして配置した上で、ジエシュではなくカイ・ハヴァーツを起用。
得点は所謂ファストブレイクで、GKからのボールが左サイドに通り、左サイドのマウントからハヴァーツに一本のパスが通って、冷静にGKをかわしてゴール。
先制点の後もシティズンズがゴールを脅かすシュートを撃ったのは本当に時間が経ってから。(シュート寸前の場面はあったけれども、アントニオ・リュディガーに防がれている)
一番惜しかったリヤド・マフレズのシュートも後半アディショナルタイムのロングスローのどさくさ紛れで撃ったシュートでした。GKが反応できなかったのでとても惜しかったですが。
結論として、ペップのチームは、攻撃が機能しなかった。ということになります。中盤の選手達がパスをつないで、スペースを侵略し、相手の守備を困惑させたうえでシュートを撃ってゴールを重ねる。そんな理想的なことはできませんでした。
www.bbc.com
BBC筆頭に、彼の選手選考の判断が誤りだったと言われていることですが、
ペップ・グアルディオラの発言を見てみましょう。
www.independent.co.uk

ギュンドアンは何年もこの(ディフェンシブミッドフィールダー)ポジションをやっている。スピードがあって、小さな選手を見つけられる、性能があり、中央で中盤で、相手のラインの間で輝く選手だ。だから私は選んだんだ。

と、この判断について試合後会見で述べています。(残念ながら「何故フェルナンジーニョを(ロドリも)落としたのか」という質問がなかったので回答もない)
しかし、疑問が残る点は一つ、相手のラインの間で使うならディフェンシブミッドフィールダーよりも高い位置のほうが良くない?
この解決がフェルナンジーニョであり、ロドリだったと思われるので、この選手選考は理解に苦しむわけです。フェルナンジーニョ(またはロドリ)は、優秀な選手達が化学反応を起こすための大事な触媒のような選手であり、戦術的な布石のはずだったわけです。それを除いたら期待したい結果を得られるとは思えません。更に言葉を付け加えるなら、イルカイ・ギュンドアンが要求する結果を出している試合は同時にロドリが先発している。
MFの人選としては、試合開始当初はケヴィン・デ・ブライネがトップの位置で使われていて、彼の良さを消しているように思いました。彼はプレミアリーグの中で最高峰のMFであるわけで、どうして彼をMFとして使う信頼をしないのか、理解に苦しみます。フィル・フォーデンとラヒーム・スターリングが同時に起用されて、サイドアタックが逆に弱体化した点の不思議さ。
クリス・サットンあたりはガブリエル・ジェズスが先発でないことも怒っているので、確かに。真ん中でジェズスがいるからこそ、他の選手を引き立たせる、という選択もあったのではないかと思うわけですし、昨季のCLレアル・マドリード戦のジェズスが左のウィングで相手の右サイドに対応する奇策も素晴らしかったわけで、ジェズスが先発した上でいくつかの選択肢があったとも思います。


敗因で考えられる点は、選手選考を除けばアクシデントで退場したデ・ブライネを補完する選手がいなかったこと。アンタッチャブルな選手故に、彼が不在となったところでの対応が上手くいきませんでした。(KDBの交代がジェズスだったのは、それでもフェルナンジーニョを使わないのかと驚いたところ)デ・ブライネの素晴らしい点はロングレンジのパスも素晴らしいところですが、的確なポジションで見事なシュートを決める力があるところ。相手の守備選手は常にシュートも意識した対応を取らざるを得ないわけで、脅威が減ったのは、確かなところ。アタッキングミッドフィールダー、ベンチにいなかったんですね。


さすがに試合前の選手のコンディションまでわからないですが、シティーの選手をどう配置するかを考えると。
エデルソン
カイル・ウォーカージョン・ストーンズ、ルーベン・ディアス、オレクサンデル・ジンチェンコ
フェルナンジーニョ
ケヴィン・デ・ブライネ、イルカイ・ギュンドアン
リヤド・マフレズ、ベルナルド・シルバ、ラヒーム・スターリング
となるでしょうか。フォーデンではなくフェルナンジーニョギュンドアンは一列前に配置して相手の守備を困らせる。デ・ブライネの守備の負担を軽減するためにシルバとデ・ブライネは縦のポジションチェンジは繰り返す。
1点欲しい場面になった場合は、ガブリエル・ジェズスを入れることを考える。
1点守る場面になった場合は、ロドリを入れることを考えたうえで、前からチェックをかける選手を入れる。
サイド攻撃を行う際に相手選手がマーカーを注視して追ってこないのならば、狙う弱点はリュディガーのサイド。右から崩して左で決める。
ティー側の守備の不安点は、ヴェルナーのスピードへの対応力になるので、中央のフェルナンジーニョがストーンとして機能することで、他の選手は中央の不安を軽減して、相手のスピードはそれぞれ対応する。
あたりを用意しておけばと思いました。


それでも、失点シーン。ストーンズが右サイドの高いところに上がり、ヴェルナーに引っ張られたルーベン。ハヴァーツへの対応が遅れたジンチェンコ。ブルーズ側の攻撃が見事だった分、大事なことはもっと相手守備に脅威を与える、ペップのチームの攻撃がもっと機能していたら、ということに尽きるのではないでしょうか。

自分でUEFAチャンピオンズリーグ決勝の分析を書く前に他人のツイートを先に紹介して自分を追い込む形。

今どき、即日で書かないと出遅れ、周回遅れですよね。
WOWOWが憎い。開始20分ほど、視聴できなかった。UCL決勝。
チャンピオンズリーグアンセムは聴けなかったし、解説もアレじゃな。

2021年のチャンピオンズリーグ決勝。
9年ぶりの決勝進出となるチェルシー。9年前はミュンヘンバイエルン・ミュンヘン相手に勝利。
途中出場のディディエ・ドログバの起死回生のヘディングゴールと対照的に活躍ができなかったのがマリオ・ゴメス。敵陣でのボールタッチ数が明らかに少なく翌シーズンの優勝ではマリオ・マンジュキッチにポジションを取られていた印象。あの試合でヨーロッパデビューを果たしたのがライアン・バートランドだったあたりは記憶に残っている。アリエン・ロッベンのPK失敗、それは翌年の優勝に続くお話。
チェルシーがCLの上位に来る年は、準優勝に終わったアブラム・グラント(ジョゼ・モウリーニョ解任)、準決勝でノルウェー人の審判による明らかな誤審で敗退したフース・ヒディンクルイス・フェリペ・スコラーリ解任)、そして優勝のロベルト・ディ・マッテオ(アンドレ・ビラス・ボアス解任)と、途中就任がそれなりにある。(勿論、クラウディオ・ラニエリASモナコに不思議な交代策で自滅した年もあるし、ラインズマンゴール事件を含めてモウリーニョは3回準決勝に来ている。)
そして、今回のトーマス・トゥヘルという昨季はパリ・サンジェルマンで決勝進出した監督が、違うチームで2年連続決勝進出という珍しい記録を引っ提げて登場するわけである。


戦力の実情だけで分析した場合、マンチェスター・シティーのほうに分があると思わざるを得ない。ケビン・デ・ブライネはプレミアリーグで1番優れている選手の一人に挙げても差し支えなく、ドイツ代表でのパフォーマンスを含めイルカイ・ギュンドアンは過去の殻を破ってMFとして得点も取れる選手として成長、今季のFWA年間最優秀選手賞ルーベン・ディアスの加入はバックラインの強化されたし、左足のクロスが拙いなら左足のクロスを蹴る状況を作らなければよいという発想を示したジョアン・カンセロは見ていて興味深いものがあった。そんな相手にどのように戦うのか、という難題がこの決勝戦である。
トゥヘル体制でペップ・グアルディオラ率いるシティーとの対戦は2回。FAカップでは1-0の勝利、プレミアリーグでは1-2でシティーのホームでブルーズが勝利している。
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勝てた試合が、セルヒオ・アグエロのPK失敗で取り逃した印象がある。この試合はCL準決勝明けでシティズンズがメンバーを落としていたし、FAカップでも面子が全員そろっているとは言い難い。この3度目の戦いで、フルメンバーを揃えたシティーがやってくることを踏まえるとやっぱりシティーに分がある印象。
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この逆転勝利のHTでトゥヘルが何をしたのか、ちゃんと説明したり、試合前後の彼の会見はとても面白くて、私は人物として彼には好感を持っている


さて、ブルーズに対して気になっているのは、トゥヘル体制で唯一達成した逆転勝利がこのシティー戦で、その後のアーセナルFA杯決勝のレスター、と1-0をひっくり返すことができず、最終節のアストン・ヴィラ戦も2-0から1点は取ったが同点にも追いつけず負けている。アタッカーの得点力に関しては心配の種であり、近時登場が少ないオリヴィエ・ジルーは何があったのか心配になるし(アトレチコ・マドリード相手に得点したのは彼なんだけど)、ティモ・ヴェルナーはスピードの脅威を相手守備陣に与えることはできるがフィニッシュで失敗することが頭痛の種、メイソン・マウント、クリスティアン・プリシッチ、カイ・ハフェルツ、と若手の名手が揃っている中で最善の組み合わせが実はしっくりと決まっていない。この辺りは得点が必要になってくる局面になればなるほど重要になる。故にこの決勝戦は先制点が大事になるし、先制点を与えないことも同様に大事になる。(サッカーの表裏一体型球技としての難しさである)
人選と言えば、ここ数試合でポジションを入れ替えているウィングバックの右CB、リース・ジェームズとセサール・アスピリクエタは、結局どちらのポジションになるのかという点は気になる。右サイドはジョルジーニョとカンテが揃った場合に、カンテが右側に立ち位置を取るのを好み、ジョルジーニョが真ん中で立った場合に右側に人数が多くなり、縦への関係から選手間の配置を如何にバランスよく取るのかという点でチームとしても試行錯誤しているものと考えられる。加えて左のCBのアントニオ・リュディガーがMFのアンバランスから空いたスペースをドリブルで上がっているシーンは幾度か見ている。
傑出したドリブラー、40m級のパスで試合の展開を変えるという手段がない点で、細かい積み重ねで点を取ることが求められている分、一発で決める武器は結局最後のところ、スピードになるかもしれない。ヴェルナーやハキム・ジーエシュのスピードで相手を縦に釣ったところで他の選手の攻撃参加でペナルティーエリアを侵攻する。ただ今回の対岸にはスピードでネイマール筆頭に様々な選手を抑えたカイル・ウォーカーがいる。勿論ウォーカーではないサイドから(カンセロかジンチェンコかはたまたバンジャマン・メンディか)攻める可能性もあるけれど、相手の守備が簡単に穴になるとも限らず、可能性は90分の中で数度あるくらいだろうと思われる。その中で1度でも決めたら決勝点の可能性もあり、誰かが1つ大仕事をしてくれることが、切望されている。


客観的、第三者の立場からしたら、今回のイングランド勢同士の対決(3度目だ)は、チェルシーが先制してからの方が展開としてワクワクする。マンチェスター・シティーが先制をしたらそのままシティーが勝利する可能性が高そう。だからこそブルーズが1点を決めてからの戦術的にも情熱的にも熱い試合になってくれると面白い。

今回は真面目にマンチェスター・シティーおよびジュゼップ・グアルディオラを考える。

まず、名前。Josep Guardiolaが発音記号は [ʒuˈzɛb ɡwəɾðiˈɔlə]だから、ジョゼップではない。ジョゼップ・グアルディオラと書きたいし、どちらかと言えばグアルディオーラってことになる。うん、これは面倒くさい名前だ。やはり愛称であるペップ・グアルディオラと言うことにしておこう。(以下ペップと略す)
彼のサッカーを非常に丁寧に、うるさいくらいに上手に説明している本はこれ。残念な日本語タイトルなので、そっちは載せないがこの本を読めばおおよそのことを理解できる。

スペイン語とは違い、英語でペップ本人が説明している映像が今年出ていて、これはとてもわかりやすい。

www.youtube.com
この説明を聞く限り、ペップのフットボールFCバルセロナからチームが変わってもスタイルは変わらない。
大事なことを要点にすると

  1. ボールを守ること(自分たちのボールにする)
  2. 敵陣でパスを多くつないでチャンスを創出すること(ゴールを生むのはシュートだから)
  3. ボールを奪われたら前から奪いに行くこと(即ち相手の機先を潰す)、ここでの表現だと3つの弾丸が100%で追うとか表現される

今季、話題になったジョアン・カンセロがレフトバックからミッドフィールダーの位置で プレーを移動することに関しても、「4,5,6,人の選手でパスをつなぎたい、コントロールしたい、ただそれだけ」と発言しているに過ぎない。
このことを上手に説明しているのは、サッカーの戦術の分析として非常に有名なジョナサン・ウィルソン。

彼の説明で使われる単語は「交換」で、即ちカンセロがポジションを移動することで、本来のレフトバックが担うであろう役割を違うプレーヤーと交換するわけである。
右利きのカンセロの昨季からの問題点は左足でのクロスがそれほど優秀でないことであるが、そんな選手がレフトバックの花形である左足からのクロスを必要とされる位置にとらないことは、誰かが左サイドにポジションを埋めることで補完されて、強力な攻撃となる。
「カンセロロール」とか簡単に言われるけれど、この動きが成立する要因はウィンガーのラヒーム・スターリングやフィル・フォーデンあたりが、どのあたりのポジションでパスおよび攻撃のポジションを配置され貢献しているかによるわけである。


ちなみに「偽SB」とかいう単語は、ドイツ語関係で検索はひっかかるが英語では主流の文面では出てこない。ジョナサン・ウィルソンの有名な著作「Inverting the Pyramid: The History of Football Tactics

にちなんで、Inverted Full Backと言われた説明の文章は見たことあるが、これも大手で文章を担当している作者でないので、信用に欠ける。さらに言えば、そもそも「False」という単語は確かに「偽」という感じを当てることも理解できるが、「擬態」「擬える」「擬き」などという日本語にも当てはまり、フルバックの選手が「あたかもMFのようにプレーを行う」という行為を主眼に置けば「偽」ということよりも「MFとしてプレーが成り立っている」という事実、将棋の「成香」のような存在であると理解する方が、相応しい様に思える。

閑話休題
ペップのフットボールは、前述の3項目をパッケージした中身が、所謂「Juego des Positions」であるといえる。(本当なら紹介したいのが J Sportsでやっていたペップのドキュメンタリーなのだが、どうも期限切れで、試聴が不可能になってしまったようだ)
ボールを中心に攻撃と守備が行われ、人およびポジションが、監督の手のひらで遊戯のように動かされる、と言ったことがプレーで体現されている。非常に面白いし興味深いし、よくよく考えると過去の常識とは違うけれど理に適っている、というのが彼のフットボールの面白いところ。
何故このようなフットボールを行うかと言えば、バルサにはレオ・メッシという稀有な存在がいて、ゴールを計算できる。ドリブルで相手を無力化することに関しても世界一といえる。彼が中心にいることでその周辺を如何に上手に作るか。敵陣の高い位置でボールを奪ってメッシに渡せばとても良い状況が生まれる。こんな単純な計算はそうそうない。そうでなくても高い位置でボールを奪うことは、戦術の古典である、「Winning Formula」にだって載っているくらい自明の理である。

加えて書いておきたいのは、ポゼッションに対して「ストーミング」やら「カウンター」だとか対比して書く向きがあったりするが、ポゼッションも守備も全て含めたパッケージが戦術なのである。両輪であることが大切なのであり「強いチームはポゼッションだけでなく、カウンター強い」(大事なことは「も」ということ)がとても重要な指摘である。Champions League Magazineで過去にアレックス・ファーガソンが述べていたこの一文は非常に重い。
もっと言えば、ストーミングやカウンタープレス(ドイツ語で言うゲーゲンプレス)の端緒であるユルゲン・クロップはペップ時代のバルセロナを研究し「守備が凄い」ことに強さの要因があることを突き止めてチームを強化したわけ(過去のJ Sportsのインタビューなどを見るとよくわかる)で、起源はペップのバルサにあると言ってよい。なんなら、この本を読めばわかる。ドイツ流とか言われているがよくよく突き詰めたらバルサである。


バルセロナでのイノベーションはさすがに今回の主題と違うけれど、シティーに好感を持てるのは、バルセロナの良いエッセンスをちゃんと導入したこと。

広瀬一郎教授も傑作とこの本を評していたけれど、スポーツ経営学の本としてとても面白いし、こんなことしたら強くなるよね、って教えてくれる本である。
この中で、どうしてペップがバルサ監督就任に至ったのか(誰が落ちたのかも知る)、面白い話で、ここから始まったんだなぁと。
そんな著者のフェラン・ソリアーノがCEOをやっているのがマンチェスター・シティー。チキ・ベギリスタインSDが有名だけれど、こっちのスペイン人もチームの中で欠かせない存在。
(昔、三木谷浩史プレミアリーグの中継で映ったときに、日本語実況は「三木谷社長ですね」ってばかり言っていたが、英語実況は「CEOのフェラン・ソリアーノです」と説明していて、認識の違いって、出るものだなぁと思った記憶がある)
経営がしっかりしているので、ちゃんと選手もやってくる。だから強い。好循環の中で、唯一取り損ねているのが、UEFAチャンピオンズリーグのトロフィー。通称ビッグイヤー(大耳)。


昨季のオランピック・リヨネー(オリンピック・リヨン、以下「リヨン」)との対戦では、何故か奇を衒ったことをして敗戦。スターリングがゴールを決めていたら、ということも過るが、やっぱり何といっても、何で本筋通りの戦い方をしなかったの?という印象が強い。なんでそんなにリヨンを恐れたのか、リヨンとの戦力差を考えていなかったのか、リヨンのストロングポイントを何だと思っていたのか、とても不思議な負け方だった。
レアル・マドリードとの1stレグでガブリエル・ジェズスを左のウィングに起用する奇策は見事だったことは確かだが、奇策をする相手を間違えているようなお話。(同じシーズンのマンチェスター・ユナイテッド戦も奇策で失敗した象徴的な試合)
今回の決勝で、考えすぎて失敗する試合だけは、シティーおよびチェルシーのファンではない私としては見たくない。というのが要望。

何よりもまず、WOWOWの調査力の拙さと実況の下手糞さがイライラするヨーロッパリーグの決勝でした。

試合の分析よりも先にPK戦の記録を書いていきましょう。
・長いPKの記録
個人的な記憶と印象で、PK戦で蹴った人数が多かった印象があるのは、2005年のワールドユース
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フジテレビで放送されていて、日本代表がオランダのクウィンシー・オウス・アベイェに見事にやられたことで有名になった大会。(そしてクウィンシーはアーセナルに来たけど、プレミアリーグで活躍しなかったな)
そんな中で起きたのが、準々決勝のナイジェリア対オランダ。
24人の選手がPKを蹴った。(つまり両チーム12人目まで行った)という伝説的な試合。キッカーのリストを見ると、ナイジェリアにはタイイェ・タイウォ、チネドゥ・オバシジョン・オビ・ミケルとか、いるわけです。オランダにはロン・フラールケネス・フェルメールライアン・バベル、ヘデウィゲス・マドゥロウルビー・エマヌエルソンイブラヒム・アフェライ、とか、揃っている。タイウォが2回目は失敗し、オランダのコリンズ・ジョンが決めて準決勝進出。なお、決勝でナイジェリアはリオネル・メッシセルヒオ・アグエロのいるアルゼンチンに負けます。いやぁ伝説ですね。(メッシやアグエロパブロ・サバレタエセキエル・ガライもいるチームの大会をWOWOWは知らんのか。あとWOWOWはフジテレビの出資企業)


PK戦の長い記録として、これまた因縁も残っていて有名なのが、2006年のアフリカネイションズカップ。準々決勝カメルーンコートジボワール
これも両チームとも12人の選手が蹴っています。失敗したのはカメルーンの12人目のサムエル・エトーマジョルカバルセロナにいたよな)のみ。
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これは、大会前の2005年のワールドカップアフリカ予選、カメルーンコートジボワールが同組で、カメルーンは最終節エジプト相手に、1-1の引き分けのなかアディショナルタイムでPKをピエール・ウォメが失敗。(エトーやリコベル・ソングが失敗を恐れ、蹴りたがらない中、キッカーになったウォメが失敗)。コートジボワールが勝ち点1差で大逆転本選出場となった3か月後に起きた直接対決がこれ。
当時、アフリカの国の中でタレントが揃っていたのがこの両国で、ウォメは2006年からヴェルダー・ブレーメンの主力になって活躍したし、ワールドカップで出色の働きだったのはアーサー・ボカで早速Vfbシュツットガルトに移籍になったし、ロマリッチはこの後ル・マンで見た後にセビージャに転身していったという若手もさることながら、カメルーンエトー、ジェレミ、アトゥバ、ソング、ジャン・マクン、などなど。コートジボワールディディエ・ドログバ筆頭に、ゾコラコロ・トゥーレバカリ・コネ、アルーナ・コネ、エブエとか、更にはヤヤ・トゥーレもいたし、ボナヴェントゥル・カルーもいる。(サロモン・カルーはまだ代表に入れなかったわけだ)
この豪華面子と因縁で、長い長いPK戦だったことと、この大会、WOWOWセリエA中継にも大いに貢献した富樫洋一氏(ジャンルカ・トト・富樫)が客死した大会だったことでも有名なのに、WOWOWは忘れてしまっているなんて、なんてことだ。


・世界記録
PKのキッカー数の世界記録は2013年のハンプシャー・シニア・カップで29人連続成功の後、30人目が失敗したという記録があるらしい。大会そのものを知らん。
勝戦での記録としては、1992年のアフリカネイションズカップで、コートジボワール対ガーナが、12人目までいって11-10でコートジボワールが優勝。(アフリカはPKネタ多いな)
rsssf(サッカーの統計記録に対してとても重要な機関)によると、多く蹴った記録は48だ。(ナミビアの大会らしい)
Penalty Shootout Trivia
さすがに、マイナーな大会についての知識は、

という本で知る、オウンゴールのお話だったりとあるが、PKは確かに統計記録ネタを見たことがなかった。


今回のビジャレアルマンチェスター・ユナイテッドは、欧州のコンペティションやワールドカップと比しても、結構な数のキッカーを要した試合になったのは確か。
それでも最初に書いたオランダ対ナイジェリア、カメルーンコートジボワール、調べてすぐに出てくるようにして欲しいな。
WOWOWの調査力は、ググる力もなければ、wikipediaで数秒で見つかる努力も怠った、そんな印象を受ける。ダメだったし、実況も「こんな試合、みたことありません」って言うのはあまりにもチープだ。