チェルシーマンチェスター・ユナイテッド

強いチームは相手を圧倒してこそ、ということができないのだからもどかしい。

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それにしても、トットナムのオーリエに続いて、ユナイテッドのワン・ビサカも
フルバックとしては守備が問題あるのなら、こう使います。という見本を見ている気がする。
かつてはフルバックセンターハーフで守れないヤツが行うポジションと言われていたところが
ウィングとしては相手を無力化できないスピードある選手が行うポジションになってはいることがわかりつつも
本当に上手なフルバックの選手を、歴史上色々見ているわけで、何か答えが見つかると思うんだけどねぇ。

あ、試合後のギャリー・ネヴィルさんの意見はごもっともです。
ええ、ユナイテッドを代表するフルバックでした。
Chelsea 0 - 2 Man Utd - Match Report & Highlights

アストン・ヴィラトットナム・ホットスパー

両チーム合わせて、40本以上のシュートが飛んだ試合は、試合終了間際のソン・フンミンのゴールによって、トットナムが勝利を収める、というかペペ・レイナが頑張って勝ち点を取れそうだったヴィラが残念な結果に終わったという印象が強い試合でした。

まぁ本当に面白い試合だったですね。
www.bbc.com
www.skysports.com

試合としては、スパーズのディフェンダートビー・アルデルヴァイレルトオウンゴールで順位が下で降格圏にあえぐヴィランズが先制します。そしてジャック・グリーリッシュからの魔法のようなパスからフリーで絶好のチャンス、ドグラス・ルイスがシュートを決めていたら、結果が違っていたことでしょう。このシュートミスが試合の分岐点でありました。


その後のことは、もうマッチレポートに書いてあるので、分析にいきましょう。
この試合で気になったのは、トットナムの守り方です。オウンゴールと言い、絶体絶命のピンチといい、いったいどうなっているんだと思う事態でした。もし事前に情報を見ないで監督名を当てられるでしょうか?ジョゼ・モウリーニョが監督なのか?と思うほど。
試合を通じて行われた特徴としては、右サイドのセルジュ・オーリエを正当なライトバックとして扱わない起用法。スコッドを見渡して構想に充分に足る選手がいないのでしょうが、バックフォーとしての使い方がアンバランスでした。アンバランス故の混乱からオウンゴールをし、守備のマークが怪しい状態がちらほら、被シュート数の多さが勝った試合とは思えない状態でした。エル・ガジのシュートも素晴らしいシュートでしたが、ウーゴ・ロリスのナイスセーブを見ることになりました。
3バックなのか、4バックなのか、どちらとも形容しにくい状態を、良く言えば「ハイブリッド」、一方で悪く言えば「中途半端」、スキームが整備されているとは思えない、オーリエのポジション故にタスクが多いアルデルヴァイレルト、守るべき守備ゾーンの受け渡しは健全に機能しているとは言い難いと、ジョゼさんが途中就任であることは理解しますが、今後のチーム醸成が大変だなと思います。
(元々モウリーニョフルバックに背が高い選手を望むと言われているからね、オーリエなんて希望してないよね)


ヴィラの守備は、GKのレイナがマンオブザマッチと思うほど(マッチウィナーさえなければ彼がマンオブザマッチが当然)に頑張っていましたが、スパーズのアタッカーのスピードに苦労していたことはメンバーの苦しさを感じます。まぁそんなことも全てルイスのシュートが決まっていたら変わっていたんでしょうけどね。サッカーは「一発逆転がない」球技なのだから。

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変なマップだ。やはり。
追記。
サッカーの守備スキームは、色々考えたら面白いことが思い浮かびます。もちろん選手の実力との兼ね合いによりますが。さすがにアメリカンフットボールのようにブリッツをかけたり、ディスガイズをいれたり、タンパ2のようなことをしたり、なんてことはできませんが、守備のスキームで評価をするのはゾーンと被シュート、そしてディストリビューションでしょうね。

サウサンプトン対バーンリー
ストーム「デニス」が来ている真っ最中に行われた試合は
素晴らしいゴール2本(イングスとバイドラ)と、コーナーキックからの直接ゴールを見る試合になりました。
マッチレポートもあんまり面白いこと書いてませんね。監督のインタビューも然り。
www.bbc.com
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さて、試合としては、ボールを持ってはいたけれど勝てなかったセインツがとても気になりました。
試合分析の目安としては、ボールポゼッションの比率に際して、ゴール数、シュート数およびコーナーキックの数がニアイコールでない試合は何か間違いが起きていると思うものです。


要因は何かという点です。
個人的に気になったのは、ラルフ・ハーゼンヒュットルの交代策とライアン・バートランドの使い方です。
ブファルのケガでディエンポを入れたのは、他に選手がいなかったことを考えれば致し方ないところかもしれません。
しかし、ジェネポが外に張ることで、バートランドのポジションは内側寄りになることが目に付くようになりました。(元々彼はチェルシーの若い頃から期待されているレフトバックでしたが、レディングがFA杯で勝ち上がった頃、更に有名になった選手。攻撃のセンスもあるのでミッドフィールダーだったこともあった記憶。何よりバイエルンとの決勝がチャンピオンズリーグデビューだった選手です。)
そして、交代策の2枚目がライトバックのカイル・ウォーカー・ピーターズを下げて、ウィングの選手を入れるわけですから、スリーバックの左のタスクも念頭に入れながら、攻撃参加を何度も仕掛けるバートランドというのは、少し過負荷に感じる上、結局攻撃に大きな要素が加わったわけではありませんでした。
この試合、よく考えたら左利きはセインツのスコッドの中ではバートランドだけでした。そんな選手を有用に活用する選択を、何故できなかったのでしょうか?少し残念に思う内容でした。バーンリー守備は、相手の脅威が一つ減ることで、混乱させられている状況がありませんでしたからね。


ホームチームの決定的チャンス(後半、GKポープのナイスセーブでした)は皮肉なことに、左サイドからのクロスから起きたというのは面白いことです。クロスは成功率の問題よりも大事なのは、クロスが上がることを相手に意識させることにあるわけです。アメリカンフットボールでフェイドの成功率が低いと言われてもフェイドをコールしないで勝つ試合が成り立つのか?と言われたらまず難しいと言わざるを得ません。フェイドの脅威がないならセカンダリーは簡単にブリッツに入る。
確率の問題は、時に確率よりも選択肢と状況の精査の方が、大事だったということが、現実にもよくありますが、まぁそんな試合です。この試合。

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それにしても思うのですが、DAZNになってから、副音声で英語を聞くことができないので
面白い単語を拾うことが大変になってきましたね。

リハビリ含めて
まずは、タクティカルマップを作ってみただよ
(途中出場選手まで書く気が起きなかった。ヤバい)

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しかし、サッカーの記事を書こうとした試合が、
案外面白くないとはどういうことよ。

今更ですが
引退をしたイーライ・マニングについて

TOP 10 Moments of Eli Manning's Career | Eli Manning Announces Retirement


元々は、ニューヨーク・ジャイアンツが好きになったのは
RBのブランドン・ジェイコブズがいたからでした。
その時のジャイアンツのQBがイーライでした。
QBとしてなら、やはりペイトン・マニングの方が上だと思うんですが
そんな彼が、あれよあれよと奇跡のようなプレーを決めてスーパーボウル優勝。
ジャイアンツ、トム・コフリン、そしてイーライを好きになってしまったわけですね。

Super Bowl XLII: 'Helmet Catch' game Patriots vs. Giants highlights
何度見ても感動できる、デビッド・タイリーへのパス、ヘルメット・キャッチ。

"David and Eliath" / Eli To Plaxico Game Winning TD (HD)
得点はこのプラシスコ・バレスへのTD。すごく上手な落とし方をしています。

Tyree Helmet Catch + Plaxico Burress' game-winning TD Super Bowl XLII | NFL



で、まぁそれなりに活躍していたんですよ。プレーオフでは負けましたけど地区優勝、カンファレンス1位を取ったりプロボウル行ったり。
そんな彼が「自分はトップテン級のQBだ」と言ったシーズンに、スーパーボウルに進んだんですね。
やはりなにかやってくれる、そんな選手。

Super Bowl XLVI: Giants vs. Patriots highlights
またペイトリオッツに勝っちゃいました。

#15: Mario Manningham's Incredible Sideline Catch in Super Bowl XLVI | Top 50 Clutch SB Plays
試合の流れをぐぐっと引き寄せたのが、マリオ・マニンガムの所謂「サイドラインキャッチ」、いやぁ見事なパスです。

まぁその後もシーズン4000ydsほど投げていたし、怪我に強くていつも試合に出ていたから
イーライを中心に攻撃を、チームを考えることができたので、見ていて助かったんですよね。
相手チームの弱点分析も、攻撃の構築も、余計な情報をいれる作業を減らしてくれて。

第54回スーパーボウルを振り返り。

カンザスシティ・チーフスサンフランシスコ・49ersの試合は
31-20でチーフスの勝利になりました。
ヘッドコーチのアンディー・リードは、フィラデルフィア・イーグルス時代の2005年以来
15年ぶりの登場でやっとのことチャンピオンリングを取ったことになります。
良かったね。あとはスティーブ・スパグニュオーロが第42回大会以来のDCとして優勝。
やはり実力者コーチと言うことですか。それからスペシャルチーム、デイブ・タウブが揃えた彼らの活躍。
目立たない人達ですが、彼らの活躍無くして優勝はありませんでした。


49ers vs. Chiefs | Super Bowl LIV Game Highlights


試合を振り返ると、ライン戦ではやはりサンフランシスコは攻撃でまぁまぁ良かったです。
相手を圧倒するほどではないですが、3QでQBパトリック・マホームズインターセプトをされて
3Q終了時点で10-20で49ersの10点差リードは、予定通り実力通りという印象の試合展開でした。
2Q終了前にわざわざ点を取りにいかなくても、後半レシーブだから点を取って点差をつけて引き離せますよ!
横綱相撲を宣言して彼らが勝利をとる道筋を歩んでいるよう。

しかし、4Qでチーフス、マホームズからWRタイリーク・ヒルへのロングパスが決まり
その後、TEトラビス・ケルシーへのTDが決まり3点差に詰め寄られます。でもまだ3点差。残り6分強。
しっかりとヤードと時計を進めればないナーズの勝利という展開でした。オフェンスがうまく進めば・・・


ところが、1stダウンで5yds進んだものの、自陣25ydsからの2ndダウン。
クリス・ジョーンズが見事なパスディフレクトで、パス・インコンプリート。
ジョージ・キトルへのコースが空いていたものの、ジョーンズの個人技、お見事です。
https://www.nfl.com/share/32052020-2020-4d43-502d-353036303231

そして、個人的には、試合の流れを分けてしまった重要なプレー。3rd&5。
ブリッツルック、レシーバーが明らかにカバーされそうな様相。ランを出せそうもない前傾。
5ydsだけ稼ぐにも分が悪い個々の布陣。
見た瞬間におかしいんですよ。
せめて空きそうなのはTEのキトルでしたが、TEスクリーンのコールでもないのでキトルも前へ走りパスを待つ状態。
QBのジミー・ガロポロはサック寸前にパス試投しましたが、パス失敗に終わり攻撃シリーズが終わります。
https://www.nfl.com/share/32052020-2020-4d43-502d-353036303232


どう考えても失敗のコール。
アメリカンフットボールは、攻撃と守備の作戦の勝負なんですが、大一番であればあるほど「大ハズレ」のコールをしないことが重要なんだな。
と思わされました。
49ersのHC(兼OCでプレーコーラー)カイル・シャナハンは、第51回スーパーボウル、4Qの大事な場面でパスを選択しQBサック、そしてアトランタ・ファルコンズは大逆転負けということがありました。それよりも大事件には取り扱われることはないですが、このコールはやっぱり理解に苦しみます。


試合のMVPはマホームズ。彼の魔法のような活躍で勝ったことが表のストーリーとして語り継がれることでしょうが
やはり負けたチームの敗因、これが気になって仕方がない。
あの3rdダウンのコール。そしてもう1つのハズレコールが4thダウンギャンブル。
こういうことでは負けるのです。残酷な。

もう気づいたら、NFLのシーズンは、あと1試合、スーパーボウルで閉幕です。
やっぱり早いですね。

一応、まずは自分のシーズン予想の反省

予想 実際
AFC東地区 ニューイングランド・ペイトリオッツ ニューイングランド・ペイトリオッツ
AFC北地区 クリーブランド・ブラウンズ ボルチモア・レイブンズ
AFC南地区 ジャクソンヴィルジャガーズ ヒューストン・テキサンズ
AFC西地区 ロサンゼルス・チャージャーズ カンザスシティ・チーフス
AFCワイルドカード カンザスシティ・チーフス バッファロー・ビルズ
AFCワイルドカード ヒューストン・テキサンズ テネシー・タイタンズ
NFC東地区 ニューヨーク・ジャイアンツ フィラデルフィア・イーグルス
NFC北地区 シカゴ・ベアーズ グリーンベイ・パッカーズ
NFC南地区 アトランタ・ファルコンズ ニューオーリンズ・セインツ
NFC西地区 シアトル・シーホークス サンフランシスコ・49ers
NFCワイルドカード ニューオーリンズ・セインツ シアトル・シーホークス
NFCワイルドカード グリーンベイ・パッカーズ ミネソタ・バイキングス

地力あるチームはやはりプレーオフに来ている感じと
期待を込めていたチームは、予想を裏切る感じ。
オフェンスラインに悩んだチームは勝てませんね。

第54回スーパーボウルは、チーフス対49ersになりました。
ライン戦の優劣を考えたら、やはりサンフランシスコじゃないかと思いますが
QBのパトリック・マホームズの魔法のようなプレーが出たら、試合の流れが変わるかなぁと。
クロック・マネジメントに問題のあるアンディー・リードと
4Qのプレーコールで大失敗したカイル・シャナハン(当時はアトランタのOC)と
過去のスーパーボウル史に残るやらかした人同士の対決。
シャナハンのプレーコーリングは今季のプレーオフでは非常によくできています。
順調すぎて怖い、と言われているくらいですからね。(おかげでジミー・ガロポロの試投数が少ない)
攻撃の頭がシャナハンとなると、相手DCはスティーブ・スパグニュオーロ。
第42回、伝説のパーフェクトシーズン阻止のジャイアンツ守備を構築した人ですが
大一番で見事なブリッツがハマるか否かは注目しています。

ただ、試合の結果を予想となると、やはりライン戦の優劣でSFに分があるかなぁと。
とりあえず、試合が楽しみです。