お兄さんも連休を使って東京に行ってみた。
まぁ毎度のように早朝に新幹線に乗り(毎度のことながらN700になるのは強度の嫌煙家だからです)
上野に9時前についたのだが、悪夢のように行列。ちょっと予想外。
東京都美術館フェルメール。この時代のベルギー絵画って人気あったのかいと思う。

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)

フェルメール全点踏破の旅 (集英社新書ヴィジュアル版)

をちょっと恨んでしまった。当のヨハネス・フェルメールの作品は数点。明らかにフェルメール工房と思われる作品もあったのだ。それでも面白いモノは面白い。
それから今回のメインイベントである、パブロ・ピカソの企画展を二つ、国立新美術館サントリー美術館に行ったわけだが、同じ六本木でどうしてああいう展示になるのか非常に疑問。話し合って、時代で分けるとかしたら青の時代の作品が二カ所に分断されたりしないのに。(サントリーの方にあった有名な自画像は生で見ると尚更素晴らしい)
最後に21+21の吉岡徳仁も見て美術鑑賞を楽しんだ。もう少し時間があったら東京都現代美術館も行けたと思うと少々残念だったけれどピカソは楽しめました。
今回見て思ったのは、青の時代で一度完成「型」を作ってしまってからの新しい方向性をピカソは探究していたのかなと思ってしまった。それが薔薇の時代(今回は2美術館ともなかった)で、キュビズムの時代(この時代最高の芸術家、マルセル・デュシャンの絵画みたいな作風であれはあれで好きだ。ブラックよりも平面的なんだという印象。抽象的であれはあれで面白い)、一度古典的な作風を経てそれ以降の「横たわる裸婦」とかの有名なピカソの作風。(ピカソ全集に目を通したことないし、全てを知っているわけではないのであくまで印象)
主題に関しては時代に合わせて封入できるけれど、形象は最初からあるわけじゃないから。というわけで青の時代の自画像が非常に良かった。