これだけレギュレーションの改悪が続くとF1ファンを辞めたくなる。世界最速を追求しないF1なんて。NBAのゾーンディフェンス解禁(これは五輪の影響)以来の悪夢ですな。今季のNHLの全試合ストライキも悲しいのだが。早く、ラウンチコントロールシステム以前(2003)の素晴らしいF1を返してくれ。昨年の予選後給油も問題だと思ったが今回はそれ以上。
ちなみにデータで書くと優勝したフェルナンド・アロンソルノー)が1:29'18.531、ラップレコードがペドロ・デ・ラ・ロサマクラーレンメルセデス)1'31.447という結果。昨年優勝のミハエル・シューマッハが1:28'34.875で最速ラップ1'30.252に比べると惨状です。このレギュレーションでフェラーリは今回は悪夢のような結果に終わったわけだが、本当にフェラーリを潰す、ブリヂストンを潰すだけのような改悪ですな。昨年から軽めに走らせて逃げ切るルノーが強くなっているのは解っていたが、レギュレーションに上手く合わせたトヨタヤルノ・トゥルーリ2位、ラルフ・シューマッハ4位)の健闘はなかなか。マクラーレンメルセデスも今回3位(ペドロ・デラ・ロサ)、5位(キミ・ライコネン)とマレーシアGP、セパン・サーキットに続いて良かったんじゃないの?でも、速さや強さが無い。ルノーだけテクニカルの巧さが。