捕手

捕手論 (光文社新書)を読んでいて面白かったわけだが、現況はちょっと変わったが、変わっていなかったのは阿部慎之助への悪い評価である。逆に評価の高い古田、谷繁、城島も最初から全てが上手くいっているわけでなく、経験と知恵を求められるポジションは徒弟のような師弟関係やら色々あって、成り立つものだなぁと思ってしまった。(日本のプロ野球の場合、チーム数が少ないので余計に如実に目立つ人物史である。)世界最高のキャッチャーと言っても良いパッジ=イバン・ロドリゲスが今度はデトロイトで優勝してしまったら、本当にどういうことなんだと、是非ともパッジは本でも出して感嘆させて貰いたい選手である。(全ての競技に頭を使うことが必要であるが、アメリカンフットボールと違って守備の戦略を立てるのはコーチもしくはテクニカルディレクターだし、捕手をクォーターバックに喩えるのも変だし)