アバム

栗本さんが読んでた

成田というまぁ大昔に過激な闘争が行われた場所柄、小学校に火炎瓶が投げられた事件も、名残かと思ったら、高校生がスティーブン・スピルバーグ監督の作品「プライベート・ライアン」を見てやる気になっただと。何ですとツトムくん。
プライベート・ライアンといえば、トム・ハンクス演ずるジョン・ミラー大尉が物凄く意味不明な理由でジェームス・ライアン二等兵を見つけ出してアメリカに返すという映画なんだが、ノルマンディー上陸大作戦のシーン、20分に渡る大迫力の音響(勿論音響賞、音響編集賞を受賞)による銃撃戦、内臓は飛び出るわ、脳から何か飛び出すわのまぁよくこんなのを撮影したなと思われる内容(ヤヌス・カミンスキはこの映画で2度目のアカデミー賞を受賞)なんだけど、どうしてそういう発想になってしまったかは痛いとしか言いようがないな。映画とか音楽とかに感化されて犯罪起こす人間はいるけれど、元の映画とか音楽には何の罪もないってのにねぇ。残念だよ。

プライベート・ライアン [DVD]

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しかし、思うに感化されるなら火炎瓶よりかノルマンディー上陸作戦のシーンだよな。普通。(まぁ感化と言うよりも衝撃を受けるのは前半のノルマンディーのシーンだ。)もしかして、最後の独逸軍戦車の部分だけ見た感想か?