http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070514-00000111-yom-pol
まぁ選挙の結果ですから、国民投票法が可決されましたね。(そもそも護憲派って共産党社民党だけなんだよな。政策が大問題じゃないか)
これで憲法改正するに際しての手続きが決められたようなモノですが、憲法改正からの発想法の殆どが、「憲法改正=9条改正=集団的自衛権=戦争国家」になっているのは護憲改憲を含めて解せない。
改憲して考え直しても良いかと思う司法に、地方自治や税制、それから新たに創設を考えても良いかと思われる環境権やプライバシー権とか、その辺のことどう考えているのかってのはニュースにもなっていないから困る。
それから、天皇の地位な。国民より先に天皇ってのもどうなんだよ。天皇は国民の象徴なんだそうだが。
というわけで、選手は憲法を改正することには賛成ですけど、このままだと改悪の可能性もあるんだわな。投票とは表裏一体の世界です。この前の小泉純一郎のアホな解散選挙といい。
全てを国民の聡明な判断に委ねるわけなんだが、それが間違った方向に向かおうと、極めて民主的な手続きに則って行われるわけで、集合知なのか、衆愚なのかも。全ては結果からの判断だし。ナチスドイツを選んだドイツ人みたく。
まぁとりあえず、ここ数度の国政選挙を見る限りアホな感じがするんだけど。政策で道筋を見出せていなかった民主党の頭が悪かったのもあるけれど、刺客に熱狂するところとかどうなんですかね。

小泉政権―「パトスの首相」は何を変えたのか (中公新書)

小泉政権―「パトスの首相」は何を変えたのか (中公新書)

この本にもあったけれど、大事なのはパトスかロゴスかと言えば、明らかに政策であり論理であって。