政党が操る選挙報道 (集英社新書)

政党が操る選挙報道 (集英社新書)

今のところ、今年読んだ新書の中では一番の着眼点だし、内容だと思う。
先回の小泉純一郎のアホな解散総選挙の結果について、マスコミ側の立場、メディアに対する態度というモノを中心に書いている第1章が非常に面白い(文体が硬く、内容が緊密なのでなお良い)ので、そのまま最後まで読んでしまった。(選手は時間と場を見つけてチマチマ読むのが毎度)
メディア敗戦ということで、民主主義の原理原則を度外視して行われ、信じられない結果になった選挙についてのテレビメディアに対しての批判が行われたわけですが、今度の参議院選挙どうなりますかね。
まぁメディア敗戦というんなら、一番負けないネタ提供は先のフランス大統領選挙みたく、テレビ党首討論をしっかりと長時間でやらせれば良いと思っている。おそらく、政策が空疎な安倍晋三は出れやしまい。