ああ、競泳が終わってしまった。
終わってみればマイケル・フェルプス8冠達成おめでとうから始まるわけだが、
第1日目の2冠目となる400mリレー決勝。フェルプスのレースは圧勝が多かったので、彼の金メダルが一番脅かされたのはこの日のリレーだった。(何せフェルプスは第1泳者)
個人的には専門種目でない故に接戦になってほしかった200m自由形も相手はおらず、苦戦したのは100mのバタフライだった。
フェルプス以外では最終日にグラント・ハケットが破れたことも興味深いことだったのだが、オーストラリアが金メダルに恵まれず、イーモン・サリバンとアラン・ベルナールの100mの新記録更新が繰り返され、最後は400mリレーで銀メダルになってしまったフランスのベルナールだった。あのレースでピーター・ファン・デン・ホーヘンバンドが頑張っていたけれどシドニーアテネと盛り上げた彼が勝負に置いて行かれたのはなんというか時代を感じる。
400m自由形イアン・ソープ不在もまたしかり。タイム平凡な決勝。
そんな自由形で、日本は奥村幸大が200mで決勝進出、800mリレーも決勝進出することができた、やはり競泳の華は自由形であるわけで、ここで決勝進出したことは嬉しい。特にリレー。あとは100mと400mリレーだ。本日の解説も熱弁を揮っていたが、やっぱり自由形、短距離で勝負できる選手が見たいのである。
日本人ではやはり北島康介の2大会連続の金メダルだが、100m終わっての彼の重圧の重さを感じるだけの涙と200における強さは素晴らしかった。その他、バタフライの松田丈志個人メドレー高桑健、背泳ぎの入江陵介とか良かっただけにメダルを取らないと評価されないのもどうかと思うが、結果以外に褒められる要素がないのもこういう計測競技というもの。だったらマイケル・フェルプスアーロン・ピアソルライアン・ロクテ、イアン・クロッカーとかよりも更に速くないといけないのだ。
ああ、それにしても8冠凄かったなぁ。毎度映る母親と二人の姉ってのも凄かったなぁ。