つくづく海外のフットボールと日本のサッカーを比較して感じるのは
バックラインの甘さである。偶々見た試合が、この前の鹿島対名古屋で、失点のポイントとして解説者(NHK早野宏史)から非常に厳しく突かれていたのが、日本代表のライトバックなんだから、泣けてくる。
彼は、何故選出されるのか、私は「他にいないから」としか考えられない。
ちなみに、フルバックはここ数年で最も必要とされる要素が変わった上に、非常に現代サッカーで重要なポジションである上、世界でも屈指の選手は両手で数える範囲というのがこのポジションの難しいところである。
加えて、私が驚き怒りを感じた彼のコメント(オランダ戦後)

ロッベンとのマッチアップは)普段ではできないこと。ロッベンとなんてやれないから。(止めた場面は)それはそんなに難しくなかった。確かに速いけど、ブチ抜かれた感じではなかった。縦に来て速いなとは思ったけど。

彼はロッベンと途中交代で入ったハンブルクのエリエロ・エリアに見事に抜かれ、失点の契機を作ったわけですけれど、そのことに関してのコメントがないってことのほうが気になる。加えて、この試合のアリエン・ロッベンレアル・マドリーからバイエルンミュンヒェンへの移籍が決まったばっかりで、コンデションも良くなかったように見られたわけで、あれで評価をしてただ終わりってのはねぇ。
もうすぐインターなので、各国代表の名前が出てくるわけですが、アフリカや東欧、南米の強い国はバックラインにもしっかりと上位のリーグで働いている人がいるわけで。そこのところ、何故に闘莉王は海外に挑戦しなかったのか、グラートバッハに移籍しなかった中澤とか、国内のリーグで力は伸びたのか疑問符しかありません。
(過去の日本代表のバックスで海外に行ったのは、レッドブル広告塔世界のツネ様だけです)