思い起こせば、10年以上前、W杯の日本開催に待ったをかけたのは
欧州代表で視察していた、ミシェル・プラティニというフランス人の意見から始まる欧州サッカー連盟、Union of European Football Associations(通称UEFA)なる組織だった。当時のレーナート・ヨハンソン会長が、FIFAジョアン・アベランジェと対立してた格好で、たまたま日本単独開催に口を挟む形で、あろう事か欧州の国がバタバタと倒れる不始末を起こしたのである。
(戦犯はプラティニである。彼はお陰でUEFA内における本筋から外れる格好となり、蚊帳の外の力を取り込むことで選挙に勝ってUEFAの会長になった、個人的にはトヨタカップのゴール無効=誤審のせいだと思ってる)
日本がこのドタバタ劇にヤラれた感もあるが、外交の力の必要性を問い直す必要もあるだろう。明らかにW杯の日本の提案は誇大妄想に近いし、造成した内容がその後に及ぼした結果が悲しすぎるのである。(次回のドイツと比べると特に)

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しかし、2018年は欧州だとすると、2022年はどうなるんですかね。川淵三郎は自分の生きている間には、日本で単独開催と言っていた記憶はあるが、外交力、交渉力、そして影響力がね。