• プロスペクト逆算 その3

今回も上々といわれているチームをチラっとピック。
グリーンベイピッツバーグ、タンパベイ、AFC北地区がコンプリートされるのでボルチモアも行ってみよう。
来季も大きく崩れることなく戦えそうなチームというのはこういうピックになるんだなという勉強になるチームを。

1 32 32 Derek Sherrod OL 6-5 321 25 22 22
2 32 64 Randall Cobb WR 5-10 191 49 46 60
3 32 96 Alex Green RB 6-0 225 90 148 193
4 34 131 Davon House DB 6-1 200 56 39 65
5 10 141 D.J. Williams TE 6-2 245 124 104 112
6 14 179 Caleb Schlauderaff OL 6-4 305 274 344 451
6 21 186 D.J. Smith LB 5-11 239 335 318 --
6 32 197 Ricky Elmore DL 6-5 255 193 125 229
7 15 218 Ryan Taylor TE 6-3 254 350 330 466
7 30 233 Lawrence Guy DT 6-4 305 180 135 143

このピックを見ると、上下に揺れまくっているという印象ですが、上位のピックはブレがない。ニーズに対してキッチリ決めた感があります。懸案のLTはシェロッドで大丈夫、コッブはGB向きの選手という上位の指名に始まりまして、昨年はジェームズ・スタークスという新星の登場がなければ崩壊していたランニングバックに関しても、グリーンは過小評価されている選手で良い買い物だ、と言われているわけですし、これまたケガで大量の離脱者が出たディフェンスに関してもエルモア、ガイという守備の補強も素晴らしいと、言われているのですね。(唯一のケチの付け所は、LBの層が薄い。特にILBが薄いのに何故指名がないの?というところ)
数字的に見ると、マイナスが出ているのは7巡指名のタイトエンド、テイラーで、この選手はTEにFB、HB、そしてノースカロライナ大学でスペシャルチームのキャプテンだったという選手で、まぁキッチリと下位らしいピックをかましたなぁと、数字だけで見えない部分があったりします。
昨年のニューイングランドがTEを3名(ドラフト2名+アルジ・クランプラー)という補強をして、トム・ブレイディーの攻撃の幅が更に広がった前例から見て、このTEが2名という大きな武器は注目と。
(ちなみに、5巡のアーカンソー大学、DJウィリアムスは昨年のNCAA最優秀TEです。キャッチングの上手いタイプ)

1 31 31 Cam Heyward DT 6-5 294 26 25 27
2 31 63 Marcus Gilbert OL 6-6 330 81 102 154
3 31 95 Curtis Brown DB 6-0 185 146 54 131
4 31 128 Cortez Allen DB 6-1 197 176 149 85
5 31 162 Chris Carter DL 6-1 248 93 85 178
6 31 196 Keith Williams OL 6-4 318 192 177 236
7 29 232 Baron Batch RB 5-9 200 408 372 289

負けたチームらしく、弱点を補うピックですね。地味だ。
とりあえず、どこもかしこも書いていることですが、スティーラーズでキャム・ヘイワードは充分な活躍が期待できる。ベストなピックをしたと。嫌いなチームについて書くのは以上。

1 20 20 Adrian Clayborn DL 6-3 281 22 17 24
2 19 51 Da'Quan Bowers DE 6-3 280 17 7 14
3 20 84 Mason Foster LB 6-1 245 98 90 63
4 7 104 Luke Stocker TE 6-5 258 91 76 106
5 20 151 Ahmad Black SS 5-10 184 125 123 129
6 22 187 Allen Bradford RB 5-11 242 305 283 301
7 19 222 Anthony Gaitor DB 5-10 177 178 202 269
7 35 238 Daniel Hardy TE 6-4 249 338 305 239

このチーム、ラヒーム・モリスがHCになって、1巡でQBジョシュ・フリーマンを指名して以来着々と戦力強化をしているので好印象のチームですが、まず守備面では今ドラフトではパスラッシャーを補強したいところに、ディフェンスエンドのクレイボーンに加え、潜在能力だけはピカ一なボウワースまで加えたのは大きな評価と言うところ。(昨年がディフェンスタックルのマッコイだから尚更良い)
ちなみに低い評価を受けているのは、それ以外の指名が取り立てて面白くもないという点です。特に攻撃面はどう評価しろと?という感じな勢いですが、昨年ドラフト外ながら活躍したルギャレット・ブラウントタイプのRBの指名に、ケレン・ウィンズロー以外バリューが薄いタイトエンドをキッチリ補強しているという点では、悪くないと評価してよろしいのでは?と思います。(ちなみにチームの問題が少なくならないとTEまで手が回らないはずだと思っています)
まぁ何せ、ドラフトってのはNFLでの結果が答えという因果な商売であります。

1 27 27 Jimmy Smith CB 6-2 211 30 27 16
2 26 58 Torrey Smith WR 6-1 204 38 37 43
3 21 85 Jah Reid OT 6-7 327 113 186 135
4 26 123 Tandon Doss WR 6-2 201 109 107 134
5 33 164 Chykie Brown DB 5-11 190 146 159 189
5 34 165 Pernell McPhee DL 6-3 278 107 98 102
6 15 180 Tyrod Taylor QB 6-1 217 153 210 268
7 22 225 Anthony Allen RB 6-1 228 260 241 147

取り立てて大きなハズレがないという印象ですね。
穴だと思われているコーナバックに1巡指名、縦に速いワイドレシーバーを2名(ついでにこの両名リターナーとしても優秀)補強した、3巡のリードのピックも良かったとされているメディアもあったりと。
このチームのドラフトは良い方だと思いますが、このチームは、どうして評価の高かったQBコーチのジム・ゾーンをクビにして、クビだろうと思われていたキャム・キャメロンが残留したかという方が未だにナゾという状態。キャメロンさんが好きなのかHCのハーボーが好きなのか知りませんが、トロイ・スミスをSFに差し出したところに、同じようなタイプのアスレティックQB、ヴァージニアテックのタイロッド・テイラーがピックされたのは興味深いところですねぇ。まだスティーブ・マクネアを引きずっているのかしら?