• キックオフ

開幕戦は、2年前のスーパーボウル王者ニューオーリンズ・セインツ対前年度スーパーボウル王者グリーンベイ・パッカーズという対決。共にパッシングオフェンスの強さで有名なスーパー覇者で、結果的にはそういうことになったのだが、内容として衝撃だったのは、グリーンベイ守備である。
普通に言えば、超一流のQB同士、アーロン・ロジャースとドリュー・ブリーズの素晴らしいスタッツからも分かるとおり、攻撃も素晴らしかったし、ダレン・スプロールズのパントリターンTD、ドラフト2巡のランドール・コッブの108ヤードキックオフリターンTD、怪我人が復帰して更に攻撃の素材が揃ったGBの攻撃は確かに凄いことになった。でも衝撃の度合いはこっちのほうが遙かに高いよ

    • 【2-4-5】

昨季も、何処の試合だったかは失念したが、1-5-5というもう信じられないフォーメーションからサックを決めるということをやらかした、ドム・ケイパーズのディフェンシブ・コーディネーターによる複雑な守備スキームだったわけだが、この試合のスターティングラインアップから、いきなり2-4-5という布陣を敷いて、殆どディフェンシブラインメンが3点ポジションで構えるのが2名(中心となるのがBJラジ)、多くても3rdダウンとかショートヤードの場合にのみの3名というこの守備体型とやってくれる守備の内容は凄いとしか言いようがない。
セインツはレッドゾーン進入回数ではパッカーズを上回ったものの、ショートヤードを取りきれなかった(最後の最後のイングラムのランプレー然り)ことが敗因だったわけで、今後あんなスキームからの守備に対しての攻撃は、どうしろと。ブリーズだからあれだけの結果を残せたわけ(それでもカバレッジサック喰らったりレッドゾーンでパスカバー完璧でTDをトルコとが出来なかったり)であって、超の付くクォーターバックでない場合、加えてオフェンスラインの力が弱い場合、どんな結果が出てくるのか、色々な意味で期待と不安を感じた。
今年はニュー・メドウランズで、week13に対戦があるんだよ。ああ、大変だ。