不条理

そういえば、解決の方法、戦略の中で重要な言葉は不条理である。

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

戦略の不条理 なぜ合理的な行動は失敗するのか (光文社新書)

が面白かったので、続いて菊澤研宗氏の本
なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

なぜ「改革」は合理的に失敗するのか 改革の不条理

を読了。読み物として面白かった。
社会科学、経済学、経営学の入り口として、この後何をじっくりどっぷり読んでいくかというのが私自身の課題になるのだろうけれど。
さて、不条理に戻ると、毎度毎度、書きたくなるのが、マネー・ボールの副題
「The Art of Winning An Unfair Game」(不公平なゲームに勝利する技術なのか、不公平なゲームで勝利する技術なのかは、訳を付けた人間の感情による、てにをはって難しい)
サッカーの戦術本って、前提の不条理についての言及がそうそう多く記述されない。
ちなみに、某戦略的ピリオダイゼーションを紹介する本では、「サッカー=戦術」戦術が全てと解釈できそうな体で書かれている。私は、それだけは納得できない。戦術も大事だけど、戦術を超える何かって、あるはずじゃん。非科学的、科学的含めて。