• モックドラフトの指名を振り返る。

さて、今回、私が持っていた指名権は
1巡27位(ニューオーリンズ・セインツとトレード)
1巡31位
の二つです。1巡と言っても下から数えた方が早い2つです。
ということで、指名前には、だいたいこの辺りに残っているであろう選手を見ておくわけです。
そしてチームニーズを確認。
必要なポジションは
パスラッシャー(DEもしくはOLB)
ディフェンシブバック(CBもしくはFS)
ランニングバック
ワイドレシーバー
となっていました。このモックドラフトが始まる前に見たニュースでペイトリオッツがベテランRBとワークアウトを行ったという記事があったものですから、RBの考えは極力排除。WRはブランドン・ロイド、アンソニー・ゴンザレスと獲得したのでこれも排除。
コーナーバックは一応いるにはいたわけで、個人的にはコーナーバックよりもセーフティーの方が可能性があると踏んでいました。
とりあえず、一番欲しいのはデプスが明らかに落ちたDEです。ここをまず狙う、そして願わくばパスラッシャータイプの選手をもう1名、LBのデプスを厚くすると言う意味も込めて。

というわけで、モックドラフトか開始されます。
http://avestc.blog79.fc2.com/blog-entry-14.html
DEの指名、イングラムカプルスと指名されたのは想定の範囲内アップショーあたりからギリギリの戦いになります。
19位、シカゴに狙っていた選手の一人、USCのペリーが指名されます。NEとの接触もしっかりしている選手なので本当なら取るかもしれない選手です。このとき、シカゴはOTも指名できる状態だったので、非常に想定外の出来事の始まりです。
この段階で、残っている選手で良さそうな選手が誰かをピックアップしてYoutubeで映像を確認します。もしブロッカーズまで取られたら、非常に困る状況になりますからね。
23位アリゾナに狙っていた選手のもう一人、LSUのマイケル・ブロッカーズを指名されます。この選手、DTではありますが、パッツのハイブリッドなDFにも相性が良さそうでしたし、正直NEとの接触もあり本当に良い選手、この2名のどちらかは指名できるだろうと思った矢先の出来事。アリゾナもOLを指名すると思ったので非常に困る事態です。予想以上にDLが取られすぎているのです。
で、このタイミングで、DENからトレードダウンのメッセージが来ました。ドラフト開始当初はあまりトレードに乗り気ではなかったのですが、相手方がトレードダウンを要求し、ヴァリューチャートと確認しながら、此方側に有利になる条件でトレードをしました。
1巡25位(720)に対して1巡27位(680)+4巡126位(48)、に少々のオマケを貰った格好です。

パッツのドラフト指名順位を見ると、下位指名権が少ないです。このチーム、下位指名が好きなチームなので、実際のドラフトでもトレードダウンはすると私は予想します。

で、指名した選手は。チャンドラー・ジョーンズ。パッツ向きで、モックでもいくつか予想をされている選手です。本来なら31位で指名するくらいだったあのですが、あまりのDE人気でおそらくそこまで待っていたら、27位でも指名できないかもしれない状況でしたから、トレードを時間内に済ませて、「ノータイムピック」完了です。
パッツはショーン・エリス、アンドレ・カーターが現在FA、マイク・アンダーソンがビルズに移籍しましたから、DEを取るのは絶対的な命題です。ここを、本命のペリーは叶いませんでしたが、何とか指名にこぎつけて助かりました。結果的にDEを指名したがっていたGBより上になりましたが、狙いは、ヴァリューでこっちが有利ならどうでも良かったわけです。
パスラッシャーを見事に指名することができました。

さて、その次の31位、狙いは色々ありました。FSのハリソン・スミス、OLBラボンテ・デービッドはともかく、ILBドンテ・ハイタワーも空いていたので、待っていたわけですが、ここでトレードのお誘いが2つ来ました。
トレードを受ける場合、こっちが有利じゃないなら受け付けない主義ですから、色々引き延ばししたり、自分の狙いたい選手がどうなるかとの葛藤になるわけですが、相手の指名選手がわかって且つ自分が狙っていない選手ならトレードを容認しようということでトレードです。自分に有利を忘れず。
あと、個人的に、ライアン・タンネヒルの1巡指名が見てみたかったというのもあります。
他方を断った理由は、ドラフトの現物が欲しかったというのと、「誰を狙っているのか」予想がつかなかった。もしかして自分の狙っている選手と一緒ではないか?という気になったので乗り気になれませんでした。あとで言われたことには「タンネヒル」ということでしたが、こっそり「タンネヒルが欲しい」とか言われたら違っていたかもしれません。
で、このパッツとマイアミ・ドルフィンンズとのトレード、実際のドラフトで、同じ地区でトレードすることは皆無に近いはずですからあり得ないトレードなんですが、まぁ今回かぎりと。

とりあえず、最初のトレード、指名時間内にドラフトのトレードをまとめ上げるって、如何に大変で、神経をすり減らすのかというのを、身にしみて感じました。足は震えます。こういう世界だよって、体験しました。GMや人事担当って大変です。
マネー・ボールも、ドラフトの章がありますが、アレを思い浮かべて貰えれば。