対話の必要性 - Any given sunday

続編となった
西部謙司大先生の

を読んだのですが、前作の方が良かったというのが結論。

なぜならば

前作においては、西部先生の考え方、即ちシステム論ですね、ということに対して
監督経験者（その後現役バリバリの監督職に復帰）、城福浩との対話で
否定されている、ことが極めてエポックメイキングだったわけですが

今回の続編には、誰との対話もなく、ただひたすら、切り貼りの論を唱えているだけです。
前から思うのだが、あんなに広く浅く書いていて、一体いつ寝ているのかと思うくらい疑問だ。
そしてあのプレミアリーグの中堅クラスの認識の甘さとか酷い。

最近読んだ

杉山茂樹と藤田俊哉の噛み合わなさが面白かった文章のように
ただ論を唱えるだけなら、雑誌の連載という体裁だけで十分だと
思ってしまわないでもない。