質問の仕方くらい、知っていなさい

ザ・インタビューズ、今でも楽しく続けています。
http://theinterviews.jp/encyclopector
グループ・インタビューズというモノができて質問量が増える分だけ楽しいです。


さて、気になった質問で

現役監督の仰ることは常に正しいのでしょうか? 例えば城福浩さんはCBのパス能力が高ければ、中盤の選手にテクニックが無くてもボールを保持することが出来ると言っていました。これが間違ってる気がしてなりません。どうなのでしょうか

http://theinterviews.jp/encyclopector/4906589
という質問がありました。
これは困ります。どこが困るかといいますと

これが間違ってる気がしてなりません。どうなのでしょうか

という部分です。
特に困るのが、「間違っている」と言い切る理由が分からないのに、質問が振られている点です。
人に理解を訴える場合は「何が間違っている」「どう間違っている」「この点が間違っている」というようなカタチで「間違っている」と言わない限り、実は「何を言っているの?」状態になります。
例えば、資料の数字を見ながら「間違っている」と言われたら、数字を見て「間違い」に気づきます。
ところが、この質問では判断材料が一切ゼロという、悪問です。


こういった、質問する技術というのも、ある種、人格だったりするのかしら?
それとも、経験が足らない人のやるコトとして捉えた方が良いの?


ちなみに質問の仕方について書かれている本は何冊もあります。

人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)

人を動かす質問力 (角川oneテーマ21 C 171)

私は読んだことありませんが。
唯一読んだことあるのは、政治学者の御厨貴の本だけですが
「質問力」の教科書

「質問力」の教科書

あまり強い印象が残っていません、申し訳ない。