1 EUROレビュー

イングランドはベストメンバーだな。ジョン・テリーではなく、リオ・ファーディナンドであればもっとベストメンバーだが最近テリーでも良くなってきた。テリーのほうがフィード上手だし。クロアチアは若干弱気なスタメン。オリッチがいないのはちょっとねぇ。試合はクロアチアが1点先制したかと思えば前半までにルーニーの逆転ゴール。そして色々決まって終了。ただエリクソンの交代は面白くない交代でスコールズをDFと交代させるのは時間帯的にどうかと思ったが、2点取られなければ良いということが効いている。それに入れるならレドリー・キングよりもウェイン・ブリッジが見たかった。アウトにいれずにイン側に選手を入れることは確かにあの試合で必要だったかも知れないがバランスを考えたら。逆にマイケル・オーウェンを残したのはイエロカードの選手(ランパードルーニーも1枚あるから)の関係もあるかもしれないがゴールをして貰いたいこともあっただろう。1点目惜しかったのだが、結局決めたのはスコールズだったし。ルーニーの2点目もお膳立てに回ってしまっている。対戦相手のクロアチアはやはり最初からオリッチやモルナールを入れておいて攻撃面をアピールしておけば良かったかと。まぁニコ・コバチが前半2分に決めたが、しかもセットプレー以降前半に決めることが出来ずに逆転されたのはやはり戦術に問題点が。トゥドールのゴールもセットプレー。予想はしっかりと攻撃的面子だから逆に守備、攻撃が整うと思ったのだが、予想を反していた。トゥドールをボランチにして中盤を一人削っちゃうのだから。レコとか嫌いじゃないのだが。

  • スイス対フランス 1−3

喜ばしい、サニョルがスタメンで出場だ。やはり専門の人間がそのポジションに着かなければ。これで左もリザラズサイドバックは両方ともバイエルン・ミュンヘンである。本当言うと昔のテュラムのベストフォームを知っているとテュラムセンターバックにも違和感がある。でもテュラムは守備も巧いから仕方がない。もう一人のセンターはシルヴェストルか。シルヴェストルは守備は今大会2つPKを与えたが、ロングフィードだけなら1番上手いからね。今日はまたピレスがスタメンで左側にポジションを取っていたが、ピレスは元々左サイドで力を発揮する選手で、ジダンも左から中に搾る位置で活躍するタイプ、ここだけはやはりまだシステム上訓練しないといけない部分。ところでサンティニはまたどうしてサニョルギャラスに代えてしまう。他にメンディ(パリ・サンジェルマン)とか呼んであるならまた別の話。ところでアンリの1点目のゴールは素晴らしかった。サア(トレゼゲと交代で入った)に当ててからの流れは今後良くなるモノだと期待。先制点のジダンのヘディングゴールだが、98年決勝以来久々に見た気がする。あのときのキッカーはエマニエル・プティだが。いつも思うが、ジダンもアンリも背が高いよね。スイスはFWがいなかったのであるがフォンランタンは大会最年少ゴール記録更新。でもインパクトがないなぁ。シュトレラー、フレイ、シャプイサくらいしか知らなかったし。ゴール自体は凄いチームとして技術のあるゴールだったと思うよ。ハカン・ヤキンのスルーが憎たらしいほどスパイスとして効いている。
サニョルギャラスも交代で下がったわけだが、ケガらしい。かなり精密な検査を受けるほどの。一応DF8人招集のフランス、左からリザラズブームソンデサイーテュラムになるのかな。今大会フランスの4バックは機能していないので心配である。チームとしてかなり悪い。もっといえばジダン、ピレスの裏の部分が狙われすぎである。サイドバックからの高いプレスがないのが非常に気がかりである。

これで準々決勝 ポルトガルイングランド フランス対ギリシャ 良い試合になってくれればと願う。特に前者の試合は危険だ。サポーターが。後者は非常にプレッシングが競いあう、戦術などに見応えのある試合になりそうだ。