ボストン・レッドソックス3−0セントルイス・カージナルス
4連勝でワールドチャンピオン。しっかりとした補強、カート・シリングポストシーズンで精神的な支柱となる投球を見せたこと。ワールドシリーズでは打者唯一の経験者マニー・ラミレスが活躍したこと。セントルイスワールドシリーズでは上手に点を取れなかったことがすべての原因であり、私には予想だにしない結末である。第2戦以降先発のカート・シリングペドロ・マルチネス、デレク・ロウとしっかりゲームを作られ、抑えのキース・フォークが大車輪の活躍を見せた。MVPはラミレスになったが前回の4連勝(アトランタ・ブレーブスだったか、コロラド・ロッキーズだったか忘れた)でワールドチャンピオンになった時MVPがマリアーノ・リベラだったことを考えるとフォークでもよかったかなと思う。
それにしてもチャンピオンになりたいならこう補強したらよいという指針がしっかり出た。

  1. 精神的に強い選手を呼ぼう カート・シリングポストシーズン凄かった
  2. 金は色々な選手を呼ぼう ダグ・ミントケイビッチなどちゃっかりいる
  3. 守備のよい選手を集めておこう オルランドカブレラ
  4. チームが強くなるためには今までの顔だった選手を放出することも辞さない ノマー・ガルシアパーラ 

結局、ガルシアパーラ放出以降のボストンはニューヨーク・ヤンキースよりも好成績を示していた。だからワイルドカードの恩恵(これはア・リーグ西地区がオークランド・アスレチックスアナハイム・エンジェルス、テキサス・レンジャーズの大激戦になったから)よりも実力をより評価できるね。何故なら、昨年のナ・リーグチャンピオンシップ、シカゴ・カブスフロリダ・マーリンズの第6戦。アレさえなければカブスが勝利していたと今でも思うから。昨年の私の予想は、ニューヨーク対シカゴでニューヨークが勝つと予想していたから。
で、補強について書いたのは、これを某読売新聞社の巨人とかいう球団や、宇宙開発に投資とかもしている堀江貴文ライブドアといい、銀行の頭取から後押しもされるらしい三木谷浩史楽天といい、選手獲得の方針は単発的だ。ボストンは今季、監督のテリー・フランコーナよりも、30歳のGMセオ・エプスタインの凄さのほうが重大だと思う。