チャンピオンズリーグ グループリーグ第4節2日目 プレビュー
・グループA
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毎度恒例、超攻撃的布陣で臨む割には得点の時間帯が偏っていて、ピンチの多いモナコ。前回もストルティディスのシュートをギリギリで止めたから勝った。今回はオリンピアコスのホーム。リバウド、オリヴェイラのバルサコンビの強力な攻撃をロドリゲス、スキラッチのセンターバックコンビでどうやって止めるかがカギだな。あまり中盤レベルの戦いよりも華やかな花火合戦が期待できるのはこの試合だよね。しかし、デシャンもサビオラを真ん中に、チェバントンが左、アデバヨールが右で、その下にカロンとよく思いついたなと感心するよ、可能にした理由はベルナルディ、ジコスの強力ボランチへの信頼だと思うが。
どうにもこうにも攻撃の選手がバロシュ1人のリーガプール。どうするんだろう?誰をどう使うのだろう?前回はたしかキューウェルが控えだったけど、彼を出して4-5-1のような感じしようにもトップ下いないわ、バロシュに高さがないわでさぁ大変。思い切ってシナマ・ボンゴイユでも出すか?ここで勝たないとホームの前節で勝ち点を落としたことが大きく響く。対してデポルはオリンピアコス戦で勝ち点を落としたのでここで勝ち点3が必須状況。面子が揃ってきたので、高い位置でのチェック、分厚い攻撃でしっかり勝って欲しいね。シャビ・アロンソを潰したら、自分のペースに持ち込んで大量得点となると理想の展開だが。ただマウロ・シルバはまだ帰ってきていない分、ドゥシェルがどれだけ働くかだね。個人的にはドゥシェルのポジションをスカローニがやっても面白いと思うのだが。彼なら攻撃力も高いし。勝ちを狙うなら理想的。勿論、一番大事なのは攻守のバランスだが。
・グループB
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前節ホームで非常に苦戦したレアル。今回はアウェー。そしてサムエルのケガで欠場に対し、ヴェルパコフスキスの復帰ということ。ジダンをユセフにしっかり見られ、リンコンに崩された上に、飛び出しが非常に上手いヴェルパコフスキスの攻撃は果たしてどうなることか。前節はマドリードの雨と、サンチャゴ・ベルナベウの芝に救われたシーンもあった。そして何よりカシージャスでなければ負けていたと思うくらいだった。しかし今回もスタメンはオーウェン、ロナウド、ラウルの3トップに、中盤にジダン、フィーゴ、グティの布陣、セラーデスを投入したことで攻守のバランスが取れてチーム状態が良くなった(結果はでなかったが)のに、またかよ。この布陣、ジダンも守備に時間を取られるから嫌いなんだ。レアルはラウル、モリエンテスの2トップでジダン、フィーゴにセラーデス、グティが一番良い布陣だと私は思うのだが。ダメか?スポンサーか?金か?ペレス会長の命令か?
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CL史上初の観客無しの試合が行われるのである(しかし放送は生中継)が、メクセスが帰ってくるが、デ・ロッシ、パヌッチ、出場停止ということで明らかにレヴァークーゼン有利。最近のデルネリ采配で見られたセンターバックばかりの4バックを組まれたとしても、ベルバトフにデラスが対処できてもシステムとしてチーム全体の守備ができるレベルでなくて、クルジノベク、フライヤーなどの2列目からの攻撃に対処できない感じがするなぁ。それに加えて攻撃もカッサーノいないしねぇ。トッティとモンテッラだけで敵う相手じゃないっすよ。アキラーニ、マンシーニが上がって裏のスペースがどうなるかの勝負。ベルント・シュナイダー、プラセンテとサイドにも良い選手がいることだし。
・グループC
- バイエルン・ミュンヘン対ユヴェントス(主審:グレアム・ポール=イングランド 最重要試合)
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引き分け以上で決勝トーナメント進出は手中にするユーヴェ。セリエAではエメルソンが出場停止だったので休養十分。ユーヴェの特徴である中盤の強いプレッシングでしっかり勝つパターンを形成して欲しい。対してゼ・ロベルトがケガしてしまったり、SB,DH,FW不足だったりのバイエルン。まだマガト体制では上手く機能しないことが多い。唯一の成功はハーグリーブスを底にした攻撃的布陣だけ。しかしホームだし、マカーイの存在は怖いところ。前節もゼビナがカットしたが非常に危ないシーンがあったものだ。やはり強固なセンターバック2人だが、高さでは若干甘いかなと思う。今回もデルピエロ、ネドヴェド、イブラヒモビッチと上手く連携させて勝ってくれと願う。デルピエロ、インフルエンザにかかったらしいな。そうするとサラジェタかな。
あんまり興味ない。強いて言えば、引き分けろ。
・グループD
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前節、勝ちきれずスコアレスドローに終わってしまったユナイテッド。ガナーズに勝ったのに、ポーツマスにアウェーで負けてしまうし、どうなんだろうか心配。心配しなくて良い材料としては、ファン・ニステルローイはこの試合は出場停止ではないということ。ルーニーとの2トップは爆発さえすれば勝つことは普通に可能なのだが、ウェイン・ルーニーはクリスチアーノ・ロナウド共々、若いせいか好不調の波が激しすぎる。ビッグイヤーの時を思い出してしまうが、こういうとき欲しい選手はシェリンガムのような選手だ。いることで何か期待が持てる。チームを鼓舞する経験のある選手。スールシャールはまだケガだしねぇ、ルイ・サハでは経験不足だ。気付けばレッドデビルスも弱くなったものだ。
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第1節のマンU戦で勝ちきれなかったもののそこから2連勝してトップを走るリヨン。今年は序盤からリーグでも強い実力をしめしていて、ここで勝利したら突破は確実。しかし、キャプテンのカサッパが骨折してしまった。クリスとセンターバックを誰が組むのやら少し心配。唯一薄いかなと思うのはこのポジション。昨季、一番大事なGKクーペが骨折で試合にでなかったこともたしかにあったけど、フィールドに限るとここかな。攻撃はヴィルトールもケガで出場が微妙だが、それを関係ないくらい充実しているフロー、ニルマール、ゴヴの攻撃陣がいるから、そのまま乗り切れそうな気がしてならないから凄いわ。