ウェンブリー、こけら落としは2006年3月イングランド対フランス。両国ともW杯予選最中じゃん!とか言いつつも、イングランドの対戦相手としては申し分ないかな。フランスは最近調子悪いけど。今回もスコアレスドローの引き分け。ルドビク・ジュリがヒザをケガしてすぐにシドニー・ゴヴと交代したわけだが、4バックを強いておきながらパトリス・エブラが左の中盤というワケワカン采配(しかも左サイドバックギャラス)がショッキングすぎる。ジャン・アラン=ブームソンが今回使えることが分かった収穫はあったが、まだねぇ。ステード・マルブランクフルハム)、ムラド・メグニ(ボローニャ)、ジェレミー・マシュー(ソショー)、アントニオ・マウバ(ボルドー)を使ってみるとかもっと攻撃にヴァリュエーションをしてほしいな。ロベール・ピレスさんが、まさかのアディダス、プーマ事件とか起こしてしまったわけだし。悲しいことだが、世界で一番のシャンパンサッカーをするアーセナルの選手が、シャンパンサッカーと謳われたフランス代表で好成績を出せないことは悲劇以外の何物でもない。そうだよな。ヘディングのヘタなティエリ・アンリ
そしてイングランド。スペインとの親善試合ですが。あれがサンチャゴ・ベルナベウです。アシュリー・コールには悪いが、あれがサンチャゴ・ベルナベウです。今までクラレンス・セードルフ、クリスチャン・カランブー、フラビオ・コンセイソン、クロード・マケレレといた黒人選手がいまやゼロでございます。分かるでしょうか。あれがベルナベウです。何故か、政治が絡むとベルナベウは悪役になるから凄い。決してサン・マメスやカンプ・ノウリアソールを善人とは決して言わないが。でもって、ウェイン・ルーニー。あいつはあいつでアサシンか!怖くて、スヴェン・ゴラン・エリクソンも前半で交代させたわけだが。
ついでにドイツ。ついにシュナ様が右サイドバックとして代表登場。アンドレアス・ゲルリッツ(バイエルン・ミュンヘン)、アンドレアス・ヒンケルシュツットガルト)といなければ、彼になってしまうのか。しかし言っておく、ベルント・シュナイダーはドイツを欧州を代表する右の天才MFです。サイドバックにゃ勿体ない。誰もベッカムサイドバックで使おうとは思わないだろ?同じようなものだよ。しかもシュバインシュタイガーしかいないのか、他に。