教養派

マトリックスはこれのパクリ

最近、タイトルの魔力―作品・人名・商品のなまえ学 (中公新書)という本を読んでいるのであるが、どうも目次を見る限り、芸術史、西洋美術史の中で、絵画とタイトルを乖離させた2人の偉人(マルセル・デュシャンルネ・マグリット)についてどれだけあるのかは分からない。私の期待はまずその2人であるが、この本は面白い。それはわかる。ちなみに、絵画を見るときに真っ先にタイトルを見るのが「教養派」、絵を見るのが「審美派」らしい。絵画を見たときに既に頭の中に作者が思い浮かぶのでタイトルを見る必要を感じない人は何派なんだろうね?(本当に分からないときはまずは作品を堪能する。そしてタイトルと見る)タイトルを見る人は教養派のなかに「無教養派」が居る気がしてならない。タイトルだけ覚えて理解した気になって帰るという人だな。日本の美術館の客を観察してごらんよ。
今日の画像は、片瀬那奈エッシャーペンローズに触発されてみた。日本代表これくらい痛いダメージを負った。