UEFAチャンピオンズリーグ 第6節第1日目 プレビュー
相手は進出を決めたPSVであるが、エールディビジでは絶好調の無失点クラブ。攻撃はフェネホール・オフ・ヘッセリンク、ヨン・デ・ヨンクなど怪我人が出てしまっているが、守備は駒が揃ってきた(気付いたらデンマーク代表ホフラントのポジションはオーイェルが取った)。その相手に対して勝たなければならないパナシナイコス、パパドプーロス、エセキエル・ゴンザレスのFWでどうにか崩すことで得点が取れなければ難しい。守備形態は東欧スタイルの3バック。元々は4バックだったはずだが。バシナスのボール供給を含むサイドからの良い崩しをするスタイルだが、ティエリ・アンリのような決定打を決めるFWがいないのは気がかりだ。とにかくPSVは次第ということだ。PSVのサイド攻撃も良いわけだし。ちなみに第2節も得点もCKからの得点だけだったし。
勝てば進出決定のアーセナル。プレミアシップではイェンス・レーマンを休ませ、アルバロ・アルベロアを起用していたけれどもどうなるかは不明。それよりも問題なのは2人の出場停止、パトリック・ヴィエラのポジションはセスク・ファブレガスと誰なのだろう?ジャーメイン・ペナントはバーミンガム戦欠場したし、エドゥ、ジウベルト。シウヴァのケガは長引きおそらくムリと、若干の不安がよぎる。どうやら起用はマシュー・フラミニのようだ。そしてより不安なのは、右サイドバック。ローレンの代わりに思いつくだろうか?ジャスティン・ホイトしかいないという現実なのである。そしてノルウェーということで恐ろしいパワープレイ。ヘルスタッドが前節途中出場から2得点したりなど、しっかりと守り抜くことが出来るのか不安要素もある。しかも、恐ろしいことに第2節はこの不安部分とは異なり、左から(ブラッドバックはなかなか良い選手)崩されてゴールを決められていることも見逃せない。
- グループH 兎にも角にもポルトの王者初のGL敗退と、PSGの進出を賭けて
勝てば進出できる、両チームの対戦。まだジェローム・ロタンが帰ってきていないが、リュボヤはダメとしてもFWのパウレタ、レイナウドに期待して進出を願う以外無い。右のメンディ、左のアルマンとサイドバックがしっかり上がってパウレタにクロスをいれて決めにかかれば、常套手段だが強いと思う。ついでながらメンディを中盤サイド、ピショをサイドバックでも良いかもしれない。それから中盤ではエドゥアール・シセの起用も見てみたい。しかし鍵はカナ、エムバミのボランチだろうが。そして何度かファインセーブを見せてレティジ。今回しっかりと守って欲しい。2戦連続PKをハズして大事な勝ち点を取り逃しているCSKAモスクワ。この試合のためにスペインで合宿をはれるのだが、それが勝ちに繋がるかはわからない。昨年のロコモティフ・モスクワもドイツで合宿していたが、結果は出ていないし。やはり実践というところかな。
まず勝たなければ進出の可能性もない最下位ポルト。今節もヴィトール・バイアは欠場になりそうで、一番の要がいない状況の戦いである。チェルシーがどういうメンバーでどう出るかも問題であるが、リカルド・カルバーリョがいなくてもセンターバックはジョン・テリー、ウィリアム・ギャラス、パウロ・フェレイラがいなくてもグレン・ジョンソンがいる強みはここにある。そして帰ってきたディディエ・ドログバ、不調だったマテヤ・ケジュマンをしっかり使うチャンスでもある。こういうことから、得点を取りに行く要素もしっかりあるねぇ。中盤をどうするかだけは疑問だが、フランク・ランパードは出場時間数の記録の為に出場すると思うし、テリーじゃなかたらロベルト・フートとまだいるんだな。おお、凄い分厚い選手層だこと。で、ポルトが負けてしまったとしても、勝ち抜けても昨年は半分くらいフロックと誤審なんだよ。まぁポルトもヴィトール・バイアケガしてるし(トヨタカップの注目選手の2番手になっているけどな)、左のヌーノ・ヴァレンテもまだダメと。結局、数はいるFw陣、ルイス・ファビアーノは復帰、デルレイ、ウーゴ・アルメイダ、エウデル・ポスティガ、そしてベニー・マッカーシー。しかしそれだけでサッカーは勝てない。中盤のジエゴ、クァレズマがアタッキングすることも重要と。そして鍵はマニシェとコスティーニャであることはいうまでもないことだが、本当に信用できないよね。結果論からしたらルイジ・デルネーリの電撃解任のせいなんだけどさ。
- グループG 累積の人っていましたっけ?記憶に無い。
勿論、大一番である。昨年のスペイン王者対ドイツ王者。第2節ヴェーザー・シュタディオンでは、マルチェナが退場したあと、2得点を決められて2−1だった。そしてこの2戦目。バレンシアはファビオ・アウレリオは帰ってきたが、ビセンテは帰ってきていない、左の代役だったシソコもいない。ミゲル・アンヘル・アングーロも難しい。対するブレーメンもクラスニッチが出れるか微妙の状況。共にタイプは違うがサイド攻撃を主体とするチームで最後に中で決めるチーム。マルチェナの退場のような状況が起きなければやはり選手個々の能力共に、互いに拮抗している。非常に難しく、息が詰まるような試合になることは間違いない。しかし、第2節の時と違い、ブレーメンにはセンターバックにイスマエルがいる。これは大きい。逆にまだアルベルダがいないバレンシア。マッチアップのヨアン・ミクーが良い分、ここが鍵かもしれない。ルフェテ、マルコ・カネイラと。