uefaは狙っているとしか思えない

PSVアイントホーフェンASモナコ
バイエルン・ミュンヘンアーセナル
リヴァプールバイヤー・レヴァークーゼン
レアル・マドリードユヴェントス
FCバルセロナチェルシーFC
ヴェルダー・ブレーメンオリンピック・リヨン
FCポルトインテル・ミラノ
マンチェスター・ユナイテッドACミラン

最高。現在プレミアリーグ首位のチェルシーリーガ・エスパニョーラ首位のバルサのどっちか消えるだなんて。前回の対戦は99-00シーズンのトーナメント1回戦、カンプ・ノウでの延長でリバウドがPKを決め、その後クライファートの得点もあって6-4でバルサが勝利。まだ当時のチェルシージャンルカ・ビアリプレイングマネージャーで、ジャンフランコ・ゾラトーレ・アンドレ・フローの攻撃陣だった。ディフェンダーフランク・ルブフとマルセロ・デサイーのセンタバック、懐かしい。しかし現在は全く変わって、ショートパスを美しく繋げる超攻撃的なサッカーのバルセロナと、モウリーニョを招聘して固い組織、守備力を誇るチェルシージョゼ・モウリーニョボビー・ロブソンの通訳としてバルサで働いたこともある男。スタンフォード・ブリッジで試合終了になったときに笑うのはどっちだろう。
次に期待したいのはリヴァプールバイヤー・レヴァークーゼン。両チームとも今季ホームで3戦3勝。アンフィールド、バイアレナ共に雰囲気が素晴らしいスタジアムだからね。前回の対決(2001-02シーズン)ではミラクルが起きたこのカード。アウェーゴールで負けていてレバークーゼンが84分に逆転したこのカード。これは面白いだろう。当のルシオはいないものの、現在のバイエルは調子が良ければあの当時より強い気もする。対してリヴァプールはミラクルを最終節起こしたスティーブン・ジェラードはトーナメントでピッチの上にいるかも気になるところ。ロブソン・ポンテ、ヤツェク・クジヌベク、ベルント・シュナイダーなどの流動的に動く中盤をどうやってラファ・ベニテスは抑えにかかるのだろうか?勿論、ヒーピアベルバトフの戦い、レバクの3バックにリヴァプールのFWがどこまでかなうのかも気になる。そしてシャビ・アロンソカルステン・ラメロウボランチ対決。見所多し。
ホーム全勝対決はマンUミランも当てはまり、面白いことになりそうだ。ガブリエル・ハインツェカフーというサイドバックの戦いを個人的には注目したい。それからカカがオールド・トラフォードではどれだけ活躍できるだろうかも見所かな。ウェイン・ルーニーサン・シーロでの活躍も気になる。抑えるのは元マンUヤープ・スタムですな。珍しいカードで1957-58シーズンに4-0,1-2、1968-69シーズンに2-0,0-1とホームが勝って当該成績で2度ともミランが勝ち抜いている。それにビッグイヤーマンUが獲得したとき、BIG3の内、ミランとは当たっていない。3度目はどうなる?加えてオールド・トラフォードは2003年、ミランが優勝を決めた決勝の地。
PSVモナコは昨年GLで同組という因縁がある。昨年はPSVは1敗1分けであったが、今年の内容の良い攻撃のPSVモナコの守備がどう抑えるのか、面白い。それから昨年度リーグアン王者リヨンとブンデスリーガ王者ブレーメンとの勝負。昨年リーグランキングでドイツは逆転されそうまでになったので、ここでどちらが力を見せるかは国の威信が懸かる。サイド攻撃、高いディフェンスラインでガンガン攻めるブレーメン、前線にいるイヴァン・クラスニッチミロスラフ・クローゼグレゴリー・クーペが抑えるか、それともリヨンの攻撃的なサッカーでアンドレアス・ラインケを襲うのか、ヨアン・ミクーかジュニーニョ・ペルナンブカーノかどちらが目立つのか、非常に見応えが高い。5年前のuefa杯で3-0,4-0でブレーメンが逆転で進出している。さて今回は。
アーセナルもドイツ代表監督のオファーもらったアーセン・ベンゲルフランツ・ベッケンバウアー名誉会長のバイエルンと当たるとは皮肉。そして何よりこの試合のポイントは同世代GK対決、オリヴァー・カーンイェンス・レーマン。どっちに結果が転ぶかな。気になる。FWもゴールデンブーツ対決、ティエリ・アンリロイ・マカーイですな。それからサミュエル・クフォーがアーセナルに移籍するというウワサが出ているのにこのカード。勿論オーウェン・ハーグリーブスの名前もあった。焦臭いカードだ。このカードも直接対決が珍しく、2000-01シーズンにハイバリー2-2、オリンピアでバイヤーンが1-0。この年ビッグイヤーバイエルン
ユーベ対レアルは一昨年の準決勝カードであり、1997-98シーズンの決勝カード、スペイン対イタリアのエッセンス溢れる試合になるのを期待。パヴェル・ネドヴェドの涙のイエローカードを思い出してしまうが、2試合通じて、内容の濃さはここ数年のCLの中では空前絶後の良さだった。カテナチオを象徴するかのようなマルチェロ・リッピのプレッシングスタイルに、ロナウドルイス・フィーゴジネディーヌ・ジダン達の個人技、ビセンテ・デル・ボスケ監督が埋め込んだショートパスの美しい攻撃スタイルという構図、ロベルト・カルロスの弾丸ゴール、ジダンの超絶フリーキックを抑えたジャンルイジ・ブッフォンダヴィド・トレゼゲの一瞬を見逃さなかったゴール、フェルナンド・イエロに復讐を果たしたアレッサンドロ・デルピエロのゴール、フィーゴのPK失敗直後のネドヴェドのゴール、何もかもが素晴らしかった。1つを除いて。加えてファビオ・カペッロは元レアル・マドリード監督。しかもレアルの裏切り者。彼がレアルにプレッシングで堅実なサッカーを埋め込んだ人であるが、ミランと交渉していることがバレてリーガを制覇したのに1年で辞めた。忘れてしまっていたがジダンは元ユーベ。しかし雰囲気は友好的だった。カペッロはそうはいくまい。
結局、インテルは、2ndレグの試合日が1週間遅いのに、面白いカードを引かなかったな。残念。因縁も特にないし。