本日はサッカーの2回目

EURO2004 ギリシャ
コパ・アメリカ ブラジル
アジアカップ 日本
アテネ五輪 アルゼンチン

まず欧州では、フランスに王者の風格がなかったこと、高齢化問題が深刻だった。EUROの大会を通じてカテナチオを象徴するような、エリクソン、トラッパットーニ両監督の采配が裏目に終わったことも個人的には印象に残った。守備的なチームであっても常に攻撃を視野に入れる強いプレッシングが無いと勝てないということをレーハーゲルは教えてくれた。それがゲルマン魂ならば、彼が昔指揮したブレーメンは、何故かその姿を見せている皮肉である。さておき、EURO開催国であるポルトガルFCポルトのメンバーが代表メンバーに入る中GKのヴィトール・バイアだけ入らなかった。リカルドがイングランドとのPK戦で活躍したが、危ないシーンを何度も作った彼でなくバイアだったら、決勝戦のミスからの失点もあっただろうか?大いにifである。南米は高い個人能力、それを最大限活かすためのシステムを高い次元で融合させたビエルサ監督のアルゼンチンが素晴らしかったが、決勝戦アドリアーノの個人技の前に失点を喫し、PK戦の末負けた。しかし、コパの主力メンバーそのままに挑んだ五輪では他の追随を許さない強さを見せ、金メダルを獲得した。文句の付けようがない強さだった。あの戦術は2年前のW杯、グループリーグ敗退の頃とは天と地の差があった。逆にブラジルはといえば、南米予選でパラグアイの前に敗れ、コパでも同様の負けをしていた。大きく違うことはリスクの常駐性というところだろうか。個人的には常にリスクを軽減した戦いをする方が好きである。しかし、ビエルサ監督が突然の辞任、後任のペケルマンにはビエルサほどのサプライズがないのが残念である。アジアでは日本がアジアカップに優勝した。日本代表の憂慮する考えを主張する意見が減りだしたのはこの頃だったと思う。中国という土地がスポーツまで政治にもっていってしまう国民性であることに、非難が浴びせられたことが記憶に懐かしい。