- 自国籍問題
http://www.uefa.com/uefa/news/Kind=128/newsId=277348.html
http://www.uefa.com/uefa/news/Kind=128/newsId=276829.html
http://jp.uefa.com/News/Kind=128/newsId=277364.html
2006−07シーズンから、同じ国内クラブの下部組織出身選手を4人以上、1軍登録25人の中に登録すること。下部組織出身と認定されるためには、15歳から21歳までの間に3年以上の所属が必要。加えて2008-09シーズンには8人以上にする予定
uefaは何を考えているのやら。EUが1995年にボスマン判決で移籍の自由を認めておきながら、自国選手の活躍機会確保のためってのは理解に苦しむ。
これで困るのはアーセナルだな。フランス人トリオを含む外国人多すぎ。まだチェルシーやレアル・マドリード、には有力な自国籍の選手いますよ。もしくは買いますよ。ユヴェントスはイタリアのBIG3の中ではイタリア人多い方かな。アーセナルと同様に右往左往しているのはバイエルン・ミュンヘンだろうか。次は誰を購入しようか、バイエルンは「ドイツ的であって、世界のバイエルンで無ければならない」、極めて難しい二律背反の上に立つ。ヴィルヘルム・フルトヴェングラー時代のベルリン・フィルみたいだ。これもドイツ。
ところで、監督がサー・アレックス・ファーガソンの長期政権の素晴らしい育成をしたマンチェスター・ユナイテッドが大ピンチです。ちょっと名前を書いてみましょう。斜体字が下部組織出身。
GK: ロイ・キャロル(北アイルランド代表)、ティム・ハワード(アメリカ代表)
DF: ギャリー・ネヴィル(イングランド代表)、リオ・ファーディナンド(イングランド代表)、ミカエル・シルヴェストル(フランス代表)、ガブリエル・ハインツェ(アルゼンチン代表)、フィル・ネヴィル(イングランド代表)、ジョン・オシェイ(アイルランド代表)、ウェズ・ブラウン(イングランド代表)
MF: ロイ・キーン(アイルランド代表)、ライアン・ギグス(ウェールズ代表)、ポール・スコールズ(イングランド代表)、ダレン・フレッチャー(スコットランド代表)、リーアム・ミラー(アイルランド代表)、クィントン・フォーチュン(南アフリカ代表)、クレベルソン(ブラジル代表)
FW: ルート・ファンニステルローイ(オランダ代表)、ウェイン・ルーニー(イングランド代表)、クリスチアーノ・ロナウド(ポルトガル代表)、アラン・スミス(イングランド代表)、ルイ・サハ(フランス代表)、オレ・グンナー・スールシャール(ノルウェー代表)、ダヴィド・ベリオン
矛盾してしまう訳ですよ。イングランド国籍じゃなくても自分のクラブで育成した選手が多数いるわけじゃないですか。キーンだって長年いて今の「闘将」たる彼がいるわけだし、シルヴェストルをインテルから拾って育てたのもファギーじゃないですか。マンUには悲しい。