毎年思うのだが、何故か3月に総集編である。クラシックのシーズンは欧州に合わせるので9月からであり、日本で総集編と言えば第9の12月であるような気がするが。NHK。ただ、12月までのを集計したにしたら、長すぎないか?期間が。
今回はソリストシリーズ、協奏曲ばかりということだが、指揮者によって伴奏の音色が全然違うのが面白くて仕方がない。椅子に座っていたがヴォルフガング・サヴァリッシュ、珍しくベートーヴェンを演奏するシャルル・デュトワ。あとは適当すぎるルドルフ・バルシャイの指揮(デュトワが健康上の理由でキャンセルした穴埋めをやる日だったんだな)。適当なのは見た目なのだが、音楽はガッチリしている雰囲気があって良かった。あのソリストのセルゲイ・ハチャトゥリヤンはシベリスル・コンクールを15才で優勝した人なのね。私はヴァイオリンを習ったことはなにので、運弓法云々を知らないが、音に関してなかなか良かったと思う。全順位を覚えていないが、放送された音に関しては、やっぱりエマニュエル・パユは素晴らしいな。冒頭一音からステキ感がある。
ピアノに関してはピエール・ロラン・エマール、エリーヌ・グリモー、上原彩子だったが、個人的にはグリモーは好きなので、今回も良かったと思う。シューマンのあの3楽章は難しいのだが、曲の印象を残すには良かったと思う。