国際Aマッチなので、クラブチームネタ。どうもレアルが粛正をやるっぽい。確かにチャンピオンズリーグでも早々に敗退してしまったわけで、収入が得られないのなら切らざるを得ない。しかし、もっと深刻なのはクラブ全体の高齢化。ジネディーヌ・ジダンルイス・フィーゴを筆頭にかなり平均年齢が高い。唯一下げる役目を果たしているのがカシージャスのみではかなりキツい。これに関して気になったのがラウルが出ていくかのような発言が増えたこと。クラブの象徴のような選手があの発言されては、気になって仕方がない。ジダンは残すらしいが、フィーゴスポルティング・リスボンからの強いラブコールがあるわけ。もし、ホアキンレジェスを獲得でもしたら、面白いことになるが、そうするとデビット・ベッカムはどこへ?マイケル・オーウェンは最近、獲得の交換要員にしかなっていない。スター選手が泡のようだ。元々、FCバルセロナがドリームチームで、レアルは渋い人選だったんだ。レアルが銀河系軍団になったのは、現会長の就任からだ。
レアルの強かった頃の名残を調べてみたが、往時のレアルは実はクロード・マケレレのワンボランチ、左からサンチャゴ・ソラーリジダンフィーゴという組み合わせで起用していたこともあった。現にグラスゴー、ハンプデンパークでの決勝(2002年CL決勝)がそうだ。根底の破綻なのだが、今や遅しのトーマス・グラベセン獲得。今季開幕前に折角、ジロンダン・ボルドーから復帰(しかもリーグアンの最優秀守備選手)したアルベルト・セラーデスの出番の少なさといい、文句をつけたいところだらけ。ただラウル・ゴンザレスを切ってしまったら、クラブの顔は誰になるのだろうか?それが心配だ。まさかGKのイケル・カシージャスですか?普通は攻撃の選手が担うわけで、カンテラ上がりのプレーヤーにハビエル・ポルティージョはいるが、彼のフィオレンティーナでの成績1得点(しかもフリーキック)は汚点になってしまうのかな。
何故か、ベッカムアーセナルという話も浮かぶ始末。確かにアーセナルには純粋な右サイドプレーヤーがいないので良いかも知れないが、ベッカムの速くて曲がるクロスにティエリ・アンリは合わせられるのか?ヌワンコ・カヌはもういないよ。
余談ながら今週のNumberのクラウス・トップメラー(元バイヤー・レヴァークーゼン監督)のアーセナル批評は非常に的を射ていると思う。しかし、numberがユヴェントスについて何も書かないベスト8特集って、そりゃないよ。

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ちなみに、美しく人を切る方法とはこういうことなのかもしれない一例をば。
http://skysports.planetfootball.com/list.asp?hlid=265045&lid=8&cpid=8&title=Blues+monitor+Zambrotta&channel=Italy
アブラモビッチのおかげなのだが、利害関係が一致する場合は完璧に近い。ジャンルカ・ザンブロッタにこの額は凄い。そして左サイドバックフィオレンティーナにレンタルしているジョルジョ・キエリーニが非常に良いのでユヴェントスは穴を埋めることも容易いわけで。しかし、ザンブロッタも非常に良い選手ですよ。嫌いじゃないよ。チェルシー行っても応援するよ。