• 優勝に値するかの問題

今日はちょっと個人的な思い入れだけの話ですが、今季、FCバルセロナビッグイヤーを獲得しなくて良かったかなと思っています。チェルシーもそうかなと。その理由を書き出します。
1.バルサ
バルサは今季、最も大事な選手が抜けているんですよ。背番号15番、ブラジル代表のセンターバックの中心、エジミウソン*1という選手。2002年W杯でも活躍した選手ですが、彼のセレソンでの動きは3-5-2の3の中心ですが、バルサのピラミッドシステムの3の中心であってこちらも最も大事な役割な訳ですから、そこを埋めて完璧な王者が優勝という姿が見たいです。何よりバルサエドガー・ダーヴィッツ加入で後半戦の怒濤の快進撃を見せる(ダーヴィッツの出られなかったuefa杯セルティック戦では見事に敗退)ことができ、2位を確保できたわけで、彼の後釜で入ったエジミルソンには必然的に大きな期待をしたくなります。セレソンでは両翼の選手が積極的に上がっている場合、センターバックの3の中に位置して守備をし、下がっている場合は自らドリブルで切り込んで4バックにするわけだし、彼のロングパスはかなり精度の高い。
プジョルマルケスエジミウソンのセンターが完成すればバルサの現時点世界最高のポゼッションサッカーが世界を制覇するというのも夢ではないと思います。(ただ、私の好きなチアゴ・モッタの出番が減るな。)「ポゼッションはカウンターに勝るのか?」というのは現代サッカーの一番魅力在るテーゼですからね。
2.チェルシー
ブルーズもそうですが、肝心な時に怪我人が出ましたよね。今回のリヴァプールFCとのシリーズでの一番必要な選手はダミアン・ダフ、そしてパウロ・フェレイラが。勿論ウェイン・ブリッジもいてほしかったし、アリエン・ロッベンも完璧な状態でいてほしかった。そういうところを見ると今回の王者でなくともと思うわけです。チェルシーは決勝までの道のりに、決勝戦以上かもしれないモチベーションを要求させられる試合をしてしまったことで準決勝で燃え尽きたのかもしれない。(昨年もガナーズとの試合で燃え尽きたのかもしれない、そして昨年も準決勝では1-0で勝てば進出の有利な状況で第2戦を迎えて負けたところも似ている)いずれにせよ、戦力はあるわけであとは熟成かと。高々2年で世界を制することができないようにビッグイヤーはあるのかもしれない。
3.アーセナル
ここは、強いクラブです。ただ私の意見はこの記事に非常に近いモノを感じます。
http://number.goo.ne.jp/soccer/world/624/20050331-f2-1.html

アーセナルのサッカーが、きれい過ぎるからだ

ただ、いつの日か見たいですけどね。綺麗すぎる優勝。アーセン・ヴェンゲル監督によるショートパス主体のスピードのあるサッカー。例えばレアル・マドリードが強かったときは綺麗な裏に、クロード・マケレレクラレンス・セードルフ、クリスチャン・カランブーとか土台がいた。ラウール・ゴンサレスは忙しなく動いていた。アーセナルに足りないのはここぞと言うときにパワープレイに出ることのできる選手(何でヌワンコ・カヌを放り出したのか)、ティエリ・アンリ一辺倒にさせない相手のマークを引きつけることのできる選手、そして堅いセンターバック。40億円と言われる今季の補強資金とホセ・アントニオ・レジェスの費用で誰を取るか楽しみ。

*1:一応作った、d:initialem氏やd:moca-cafe氏等に添削願う。