• 3バックと4バック

日本では戦術を考える場合システムありきで考えますよね。個人的にはそうではなく、与えられた戦力、個人を踏まえた上で考えなければならない気がします。どうもジーコにも、日本のマスコミの分析にもその視点がない気がします。
ちなみに、世界的に3バックと4バックの併用しているチーム(クラブチーム、代表チーム)は少なく、一番の代表例を挙げるとバイヤー・レヴァークーゼンでしょうか。
ただレヴァークーゼンと日本代表を比較すると以下の違いが出ます。

  1. センターバックのオーバーラップの回数が多い。イェンス・ノボトニーのリベロとしての機能。
  2. 3バックでも4バックでも中盤の底は、カルステン・ラメロウ一人である。彼の状況判断能力と守備力。
  3. 中心のFWの質が違う。ディミタール・ベルバトフはポストといい、足下といい長けている。
  4. サイド攻撃は常にアドヴァンテージを保つ戦術。常に2枚で攻撃するスタイル。

選手が選手だけに単純比較するのはどうかとも思いますが、彼らの素晴らしい戦術から良い部分を引き継いで貰いたいものですが。
日本代表に足りないモノは、上記戦術よりも先に、個々人がそれぞれチェックすること、パスコースを消すこと、そして個々人が自分をしっかりと主張することなんですけどね。