そこに音楽があるから

琴線に触れるモノを

私の悪い僻なのであるが、突然に音楽が鳴り響くことがある。一度は聴いたことある音楽を思い出してしまうわけである。朝に聴いたからという場合もあれば、何年も聴いていなかったCDから突然に思い出し、不意に聴きたくなる。思うことは良い音楽はいつ聴いても良いわけだ。ところが好きな旋律が第2主題になってしまう場合があるのは作曲家は何を考えているのか悩ましい。アントン・ブルックナーなる男。彼の場合、出だしを霧で始めるからか第2主題が良い。逆にベートーヴェンは必ず第1主題から耳に残るのに。交響曲の第1楽章だけを比較しても分かると思うが。