言われてみれば、そうなるかという感じの決定。これを見て、アントニ・ヴィトのペンデレツキ(現代曲部門)を買おうかなと思ったくらいだよ。

交響曲部門

マーラーが4曲とセーゲルスタムのシベリウス(今度、全集が出る)とティーレマンブルックナー
受賞はズデニェク・マーツァルの3番マーラー:交響曲第3番で確かに文句はないけれど、個人的には曲も好きなサイモン・ラトルの8番でも良かったかな。(録音が良かったのも確かだ。音響効果が素晴らしい)クラウディオ・アバドの6番マーラー:交響曲第6番は、死にかけている人間を救ってあげようとしている指揮で個人的には好きではないが、演奏としては良かった記憶が。
ティーレマンも良かった。冒頭の始まり方良かった記憶が。それとレコ芸宇野功芳が褒めていたデニス・ラッセル・ディヴィスのブルックナーも個人的には良かった。

管弦楽曲

ラトルのドビュッシーしか聴いた記憶がない。しかし、それでも牧神の午後への前奏曲があまり良かった記憶がない。フルートは良かったのだが、何か音の印象が。受賞したヘルベルト・ブロムシュテットライプチヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団リヒャルト・シュトラウスは面白そうだな。

協奏曲部門

ピエール・ブーレーズバルトークのピアノ協奏曲が受賞と。CDらしい面白さ云々とあったが、白眉はレイフ・オヴェ・アンスネスの2番。3番に関しては期待してたよりはという感じだった。エレーヌ・グリモー。それよりもオケが何か重々しかった。(ところでバルトークのピアノ協奏曲で作曲として、一番凄いのは2番である)アンスネスラフマニノフはなかなか良かった。その前に出ていたツィメルマンのひどい演奏があったおかげで。

器楽曲部門

ギドン・クレーメルのバッハがアカデミー金賞も受賞と。トマス・ツェートマイヤーのイザイとエフゲニー・キーシンストラヴィンスキーシューマン。しかしそれよりもズバ抜けていたクレーメルと。しかし、そんなのあったっけ?と思うようなラインナップだ。バレンボイムは個人的に好きだが。