• ジダーン

チャンピョンズリーグで、ACミランが敗れてしまったことよりも、それ以上に我輩はジネディーヌ・ジダン選手の引退が残念でならない。
レアル・マドリードで引退するのは、レアルは選手の肖像権ビジネスには長けていて、50%を自分のクラブのモノにするが残り50%にしたって良い金になっているし、選手のそういう部分でも管理はしっかりしているからな。ムダに。
引退後は子供相手とすることを中心にクラブと関わりたいと。お前、自分の憧れのクラブ、オランピック・マルセイユの惨状は・・・・、まぁレアルのカンテラ、スペインでもかなり優秀ですから。
ジダンといえば、1993年のパルク・デ・プランスにおいて、ル・ブルーがW杯進出を逃した後の4年後迫るW杯において、中心人物となるべくエメ・ジャケに起用されるようになった選手。当時22歳なのだから、案外国際的知名度を得るのは遅い方だ。(ちなみに彼の年代で一番早いのは、ポルトガルの黄金世代くらいだ。1972年生まれ。)
で、1996年の欧州選手権においては彼よりもユーリ・ジョルカエフのほうが評価が高かったわけだが、彼はクラブレベルにおいてジロンダン・ボルドーuefa杯の決勝まで導き、高い評価のままユヴェントスへ移籍。しかし、ユーヴェでは大舞台に弱いとか言う因縁を付けられて高い評価をそんなに得るまではなく、レアルへと放出。今思えば何ともアホなことをしたものだ。(但し、後釜で来たパヴェル・ネドヴェドのことを考えれば良い買い物なのかもしれない)
2002年、uefaの50年の歴史に残るスーパーミラクボレーシュートが決まって、試合は内容じゃ完璧負けていたのに、神様が勝たせてくれたのか、ジダンの悲願のビッグイヤー獲得と。
その後はチームの凋落が始まって、体力の限界と。彼は既に多くのタイトルを得すぎていたしモチヴェーションを失っていたのかもしれない。(2004年の欧州選手権における「自分が主役の大会」という発言は、むしろそうでもしない限りモチベートできないことを意味していたのかもしれない)そんな彼が自らを奮い立たせてレ・ブルーに復帰。そんなW杯だけど、あのグループで一番期待しているのはスイスなんだ。