ハゲはトーナメントに帰ってきます

ヤン・コレル選手は太腿裏の肉離れではなく、膝腱の捻挫だそうで、それでも全治2週間ほどですから、2連勝決めてトーナメントからの出場を。ブラジル?

(主審 カルロス・アマリージャ パラグアイ
結果ほど実力差があったわけでなく、決まったゴールがスーパーなものだったのだ。
本日はワントップでスタメンであったヤン・コラー先生のゴールで早々先制したが、前半の中身といえばアメリカがボールを試合して何度もゴールの匂いを感じさせる。そしてカウンターからクラウディオ・レイナの良いシュートシーンもあったのだが、ゴールを決めたのはトマシュ・ロシツキー。コラーへ集めたボールがクリアされたところを広い、ミドルシュートを放つと美しい軌道を描いて決まると。そしてハゲ先生が肉離れで交代という悪夢。
後半も攻めているのはアメリカのほうが多いのだが、ロシツキーミドルシュートがバーを叩いたり、ヴスティラフ・ロクヴェンツが抜け出してゴールやら、チェコの攻撃の方がフィニッシュまで持って行っている。チェコの守備は攻められてはいるが最後のところは抑えていると評価すべきなのだろう。アメリカの息の根を止めたのは本日の千両役者、モーツァルトロシツキー。ドリブル突破してケーシー・ケラーの動きをしっかりみてゴールと。素晴らしい。見事でした。来季のアーセナルはウハウハだな。

  • イタリア対ガーナ @ヴェルトマイスターシャフトシュタディオン・ハノーファー

(主審 カルロス・シモン ブラジル)
やっぱりマルチェロ・リッピマジックですね。選手の交代の巧さ、相手の状態に合わせて選手配置を何度か変える。それが見事に当たると、デル・ピエーロは本職でない分、不発だったが。
それで結論は、フランチェスコ・トッティを外して4-3-3の方が強いと思うぞ。ドイツ戦しかり。
トッティがいた前半は前線にパスを供給するとFWのどちらかが一端サイドに流れてから攻撃ということで中に人数が足りない。トッティが常に上がっているわけではなかったし。でトッティマウロ・カモラネージに交代すると4-4-2のスリーラインができ、サイドからの攻撃ができるようになる。シモーネ・ペッロッタカモラネージも得点に近い状況を作ることができた。その後、相手フルバックの裏を着くためにヴィンチェンツォ・イアクィンタを左サイドにコンバートさせ、4-4-1-1のような格好を作る。そしてアンドレア・ピルロの縦パス一発から競り合いに勝ったイアクィンタが2点目を決めたと。
しかし、アッズーリの最大の勝因は攻撃的なスタイルというよりも最後のところでの詰めを許さない、ディフェンスの堅いだったんだが。ファビオ・カンナバーロアレッサンドロ・ネスタ共々ありがたう。