イタリアが優勝すると、マルチェロ・リッピ監督はリヌス・ミケルス以来のビッグイヤーナショナルチームでのタイトルを有する監督と言うことになります。ちなみにこれまでビッグイヤーを獲得し、ワールドカップで最も成績のよい監督はミケルスとエルンスト・ハッペル。ハッペルの場合、ナショナルチームの後でもう一度ビッグイヤーという離れ業。

主審決定

勝戦主審はルーニー一発退場男であり、フレイのゴールに見事なオンサイド判定を下し、且つ開幕戦の男って何かイヤ。fifaもヒマだな。ネタ提供には事欠かない。オラシオ・エリソンド
3位決定戦は上川徹主審と。平和的に欧州外の審判で、内容を伴っていたのが彼くらいというのもあるが。というわけでuefa管轄の国の試合を、uefa外であるCONMEBOLAFCからの審判の採用は敗退国に恩を売った政治的措置に見えて仕方ない。4年前は相次ぐ誤審問題に揺れて、ピエルルイジ・コッリーナ、ウルシュ・マイヤーを使ってオールuefaにした位なのにね。
さて、ドイツ人主審、マルクス・メルクが主要な試合で全く採用されなかったのは何故かなぁ。一応欧州最優秀審判だったはずなのに。やっぱりあの試合のせいですかね、チャンピオンズ準決勝、カルレス・プジョル一世一代の大演技。もしくはよくワカラン判定のブンデスリーガ最終節か。うっかり忘れていたが、昨年のジュゼッペ・メアッツァインテル暴動の試合も彼が主審でしたな。あの意味の分からないカンビアッソのゴール取消。

因縁4

ドイツ対ポルトガル 1997年 ルイコスタ退場 2000年 ドイツ惨敗
イタリア対フランス 1998年 悪夢の3大会連続PK負け 2000年 トレゼゴール

何だか、GKをイェンス・レーマン神ではなくて、オリヴァー・カーン選手でいく可能性があるそうですね。カーン選手は2000年にセルジオ・コンセイソンハットトリックされてポルトガルの消化試合を屈辱的敗戦したんですよね。あとは、ペア・メルテザッカー監視員が手術するので欠場、ミロスラフ・クローゼ選手も脹脛痛で欠場の可能性。ポルトガル戦なんだけど今まで出ていないマルセル・ヤンゼンの出場が見てみたい。
勝戦、ベルリン、ベルリナーオリンピアシュタディオン、ヘルタのチームカラーも青で、アズーリル・ブルーと青。ちなみに決勝戦はイタリアがホームで青、フランスは快進撃の原動力なのかアウェーの白。ル・ブルーじゃなくて、ル・ブランだな。
やっぱり思い出す6年前のロッテルダム、デ・カイプでの決勝戦。準決勝で鬼神の如き活躍を見せたフランチェスコ・トルドはこの試合もやっぱり凄くて、もうあと数十秒でイタリアのものだった試合。ファビアン・バルテズフリーキックからの展開、シルヴァン・ヴィルトールのシュートが決まって、延長になってロベール・ピレスからの折り返し、ダヴィド・トレゼゲが合わせてゴール。当時はゴールデンゴールでその時点で試合終了。劇的を超えて、残酷だったよ。
あの試合で得点決められなかったアレッサンドロ・デル・ピエーロ、調子悪かったよなあの試合はジネディーヌ・ジダン。互いの10番が悪かった決勝、今大会は互いに10番の選手を活かすためのシステムを採用し、最後はどうなりますかね。あの試合最初はフランチェスコ・トッティさんが良くて攻めたんだよな。イタリアはあのころのカルチョが悪くなる原因としか言いようのない3バック、その外にサイドバックを置いて、尚かつボランチを置いて守ったんだよな。何であんなの流行ったんだろう?逆にあのころのフランスは面白いくらいに強かったからなぁ。メンバーリストを見ると感嘆の声を出すしかないよね。守備も攻撃も凄い面子ですよ。もうね。

ベストヤングプレイヤー

結局、以下の候補の中から、ポドルスキー王子が第1回の選出となりました。やっぱり賛否両論のロナウドは難しいと。
前三名がFIFAworldcup.comでのファン投票の結果、後三名がFIFAテクニカル・スタディー・グループによっての選出

クリスチアーノ・ロナウド、ルイス・バレンシアリオネル・メッシルーカス・ポドルスキー、トランクィロ・バルネッタセスク・ファブレガス

ちなみにファン投票だが、バレンシアにはイングランドからの組織票で331,243。ロナウドにはスコットランドからの組織票で242,198。ポルディ王子はたった60,800という数字と。どういう面白いネタ提供だ。FIFAはネタに事欠かない。
この中から選ぶとしたらバルネッタを選んで私はあげたかったのだけどねぇ。トーゴ戦の素晴らしいゴール、ボールをしっかりと追う守備の姿勢も良いし、右サイドから中まで絞っての攻撃の判断の良さ、足下の技術もしっかりあって良い選手だからねぇ。来季のバイエルでのさらなる活躍を応援しています。ところで、来季のバイエルの放送ってどうなんだろう?