愛国、憂国

何というか、ネットではそれなりに盛り上がっている東京都と教員が争った裁判だが、私は結果云々よりも(まだ地裁だし、多分最高裁まで行くわけだから日和見)、論調がどうにも交叉しないことが気になって仕方がない。私に憲法を教えてくれた先生も典型的な愛国=皇国主義者=軍国主義と考える人(やはり太平洋戦争は大きかったようだ)で、理論を追求して溜息をつかせてくれても、結果だけは落ち着かない。石原慎太郎が「裁判官は現場に来たらどうだ」発言も法体系の現実からあり得なかったりするから、頼む、落ち着いて話し合ってくれと。法律はどうがんばっても仲介にしかならないんだから。