- ベルギー王立美術館展
国立西洋美術館の企画展の展示場所は前から嫌いだったけど、これに客が悪いと重なりゃ、ダメでしたと言うほかないね。
アルベール・マルケ、モーリス・ドニ、アルフレッド・シスレー、アンリ・マティス、フランソワ・ブーシェとか良かったけれど、コマーシャルがなぁ。「ゴーギャン、ピカソ、ルノワール」って謳い文句、辞めた方がイイですよ。絶対失望するから。そもそもエルミタージュが所蔵している有名な作品がマティスもそうだけど来ていない。ピカソの「白い家」マティスの「ダンス」やら。
デカい美術館(エルミタージュの建物は元々王宮)となると、多くの時代から様々な画家の絵があって、色々面白いなぁって思うこと半分、やっぱり自分が楽しめる絵画(鑑賞すると楽しむは別)は19世紀からと思ってしまうの半分。今回も時代考証しっかりしているなぁとか、歴史を感じるなぁとか、そっちを楽しむ俺、悲しい。(そんな中で、ブーシェに美しさやら感動を得たのは、やっぱり私はロココ絵画は好きなんだ。フラゴナールとか)
ちなみに都美の次回はオルセーと。オルセー美術館といえば有名な作品がたくさんありますね。マネの「オランピア」「草上の昼食」、アングルの「泉」、ミレー「落ち穂拾い」、ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」とかなぁ。失望がないことを。