非常に遅ればせながらBT(Brian Transeau)のディス・バイナリー・ユニヴァース(DVD付)を買いました。一応、DVDの関係上、国内盤を待つことを選んだわけだが、発売日確認してなかったから遅れたorz。(元LOUD編集長、DJ19、田中裕之が解説しているのは有りがたい)
これまでのESCMMovement in Still Lifeの時のようなエピック・トランスの寵児だった彼の姿はまるでなくなって、アンビエントな感じ一色やらオーケストラやらジャズやらブレイクビーツやら様々なモノが入り交じった感じの音楽、テンポの使い方も面白いし、時間を長く感じさせる。(やっぱり子供が誕生した影響が大きい)それでも時々背中が冷えるような天才的な部分が聴けるのだから、彼は凄いな。William Orbitもアンビエント畑から天才的な才能を見せつけたわけだし(Strange Cargo 1, 2 & 3,Hello Waveforms)、今後の期待としておく予兆のような作品。

This Binary Universe (W/Dvd) (Dts)

This Binary Universe (W/Dvd) (Dts)

wikipediaにあるような「100年後には、おそらく新世紀初期の主な電子音楽として研究されるだろう」作品になるかどうかは疑問でもあるが、聴いて損はない作品。