自分のCDラックやAmazonを検索するだけでも、亡くなったムスティラフ・ロストロポーヴィチのCDは非常に多い。何せソ連時代にヴィヴァルディからショスタコーヴィチまでのあらゆる作品の演奏会をしたという逸話のある男だし。
そんな中で今回は左に乗せられなかったモノを。
とりあえず、箱から。
75歳と80歳の誕生日記念

Slava!

Slava!

Glory of Rostropovich: 80th Birthday Tribute

Glory of Rostropovich: 80th Birthday Tribute

第一にあげるのはジュリーニとのコンビ。
ドヴォルザーク&サン=サーンスチェロ協奏曲

ドヴォルザーク&サン=サーンスチェロ協奏曲

これはDVDにもなった。ドヴォルジャーク&サン=サーンス:チェロ協奏曲/ムスティスラフロポーヴィチ [DVD]
それから小澤征爾とのコンビ。
ドヴォルザーク:チェロ協奏曲が有名だけれど、よく聴くのはだなぁ。何せプロコフィエフショスタコーヴィチも彼のために作曲したわけだし。(これにベンジャミン・ブリテンのチェロ交響曲も加わるから20世紀の演奏史の中で彼の役割がどれだけ高いか解る)
加えて、ヘルベルト・フォン・カラヤンと残した名演の中にはリヒテルオイストラフも加わったベートーヴェンのトリプル・コンチェルト。これの中心は作曲の経緯からしてもチェロだ。チェリストとしての活躍に加えて、彼は指揮者としてもそれなり活躍した。有名な功績はプロコフィエフショスタコーヴィチのロシアモノの交響曲全集の録音。
Shostakovich: Symphonies 1-15 (Comp)

Shostakovich: Symphonies 1-15 (Comp)

Vol. 1-Serge Prokofiev: Symphonie

Vol. 1-Serge Prokofiev: Symphonie

まぁ可もなく不可もなくという印象だが、交響曲14番は良い。
彼の指揮といえば、晩年の若手育成の中でマキシム・ヴェンゲーロフの伴奏をよくやっていた印象が。シチェドリンブリテンウォルトンベートーヴェンショスタコーヴィチプロコフィエフとか。
Prokofiev, Shostakovich: Violin Concertos no 1 / Rostropovich, Vengerov Prokofiev & Shostakovich: Violin Concertos No. 2 Concertos
何とも楽しそうな顔が印象的だ。