思い出したくもないスペインの優勝。
何せ、ルイス・アラゴネスが好きじゃないし、あの招集メンバーが好きになれなかったし、戦術は中盤にテクニシャンを揃えて云々が蓋を開けたら違っていたことにも腹が立ったし、采配も信じられなかったけれど
スペインの優勝で気づかされたことはただ一つ。優勝するチームに必ずあるモノ、それは「団結力」ということ。
チームとして纏まればサッカーという競技は特定の個人に頼ることができないわけだから勝つことができるわけですね。2年前のイタリア代表もカルチョポリの問題が起きたことで逆に選手が逆境を跳ね返して優勝、準優勝のフランス代表もトーゴ戦で蘇ってそのまま決勝まで来た。4年前のギリシャなんかレーハーゲルの古典的な采配を愚直なまでに実行する選手達の姿に感動したモノだ。
翻って日本は、団結力を沸き立たせるリーダーがいるのだろうか?リーダーシップ論とかマネジメント論にも近いけれど、フットボールのマネージャーって大変な職業だ。
毎度書いていますが、組織論、人材論を考えるに最も適したスポーツはアリカンフットボールです。
ただ誤解を招かないために、個人競技にもコーチは存在します。選手のために技術ともかくメンタルのサポートまでしますよね。日本の一時気前の精神的な調教みたいなそれは、基礎から全てがない無能な話で。
まぁ無能から才能は微量ながら伸びたとしても才能そのものが生まれないんですよ。