• 「4-1-4-1」

なんかセルビアの3軍に負けた人、無能で有名、岡田武史というヤツなのだが

メンバーがそろっていないときには、途中からアンカーを置くとか3バックとか、そういうことも考えていかないといけないのかなと思っています。

という言葉を言っていたわけだが、この発言の意味は簡単。
「ボールを持つ時間が長いのに、バックラインから攻撃が組み立てられない」
ということですね。
特に前半の中澤と栗原が顕著だったのだが。(マリノスって中盤の選手とかバックラインの高さは知りませんけれど、順位何位?と疑います)
岡田のフォワード(本当に前線、特攻だ)からプレッシャーをかけるのに、バックラインが低い。つまり間延びした状態で、ミッドフィールダーはハーフウェーラインあたりにいるとすると、パスをする距離が5m以上は必要とする。しかも、2名のインサイドハーフが後ろ向きでボールを受け取ることが多いので、そのままバックパスというシーンが非常に多いのが日本のサッカーの典型例。
このハーフライン辺りのバックパスと順次展開される無益なバックスだけの横パスの多さは、相手には何も脅威を与えないながらポゼッションだけ増えて「テレビ的に」有り難い状態になるという。この驚異。
正直、4年前の敗退したときと変わってないんですよ。(2002年はその為にバックラインに中田浩二がいましたね)
私はトゥーリオならバックラインから組み立てられる長いフィードができると思っていましたが、無惨な結果を残してますね。しかもディフェンダーとしてあるまじきプレーが散見されている現状は世界にも通用しない器になりさがったのだと。中澤もスピードが目に見えて衰えているし、世界レベルを体感することなく引退だなと。ドイツに行けばよかったのに。(スタメンが保証されないから断ったという話だったはず)
で、バックラインが組み立てられないから一人増やすんですけれど、適任者がいませんよね。
3バックなんか尚更有り得ませんよ。今時世界の上位でそんなフットボールしているところはありませんし。適したウィングバックがいないのにその布陣を敷く理由がない。
とりあえず、どういう攻撃がしたいのか、個人をどう生かしたいのか、そのコンセプトがない人をずっと監督で続投させる神経が私には有り得ません。
ああ、こんな無能のせいで、W杯のメンバーから外されたカズが残念でならないよ。
世界の趨勢から言いますと、その対策は簡単。

ゴールキーパーとバックラインから長い正確なパスが出せたら解決する

というわけです。岡田の前任者のイビチャ・オシムさんは就任当初から川口能活にキックの練習させましたよね。あの話です。バックスなんか名前を上げればリオ・ファーディナンドとかラファエル・マルケスとか名前が尽きません。
さて話を4-1-4-1というスタイルに戻すと、所謂「1」のポジションの選手はバックラインの前で危険を取り除く役割と、もう一つ取ってから試合の流れに応じた攻撃の展開の起点になることが求められる。
正直言って、マケレレロールだけではもう古くなった感があるんですよ。クロード・マケレレは「5mのパスしか出せない選手」と揶揄されてましたから。(でも5m先に殆どボールを取られない選手が銀河の綺羅星が如く並べば関係なかった)今だと、インサイドハーフとしての攻撃のセンスももっていなければダメと。長短のパスが上手いは当然、ドリブルの仕掛けとかシュートまで上手いと尚更良しとか。そして攻撃から守備、守備から攻撃に戻るための無尽蔵のスタミナを持つ。エッシェンとかトゥーレとかディアラ1号とか、何故か黒人選手が浮かんでくる。
日本の場合、守備が出来ないまま、上がってこないから俯瞰するとピッチ上でお荷物という可能性も潜んでいるから。