親善試合、次の日本の対戦国はイングランド
イングランドはサッカーの母国なのであるが、今回の戦いではアメリカと対戦する。
1950年のブラジル大会に於いて、アメリカに負けてしまったという屈辱から60年
組み合わせが決まった時に「EASY(各国の頭文字から)な組」とは書かれてはいるのだが、歴史を繙くと面白いお話である。
さて、そんなイングランドの過去の映像が面白かった。NHK、1986年のアルゼンチン戦。
実況、山本浩、マラドーナ伝説の神の手および5人抜きで有名なのだが、改めて見ると、まず解説に指名された岡野俊一郎の解説が非常に良い。選手を(特にダイヤモンドサッカーもあるのでイングランド側)知っている上で、分析が明快で、この時代で既に極上だったんだなぁと。
その試合の中で、グレン・ホドルとピーター・リードの併用が失敗していることを何度も説明し、その後リードを下げてクリス・ワドルを入れ、さらにジョン・バーンズを入れて、得点が入ってチームの流れも良くなったことから、ボビー・ロブソンの采配ミスであると位置づけた解説が良くて、時代映像以上に何だか得をした気分になったのだが、
そのホドルとリード併用失敗。最近でもスリーライオンズではあったなぁと。赤いところの8番と青いところの8番を並べたら恐ろしいほどに何故か機能しない。24年経っても変わらないんだな。国民性とか文化というものはと思わされる。(予選の北アイルランド戦の5-0はあんなに機能したのにと今でも思うのだが、相手が弱かったからなのか)
しかし、NHKも実況が入ってない映像に改めて、実況解説入れても面白くないってことをわかってなかったのか?しかも人間力に解説させるなんて、頭が狂っているとしか思えない。おかげでガッカリ1970年。