• 戦術4-5-1

さて、運良く、負けを逃れたアーセナルなんだが、あの戦術はいただけない。
何がといえば、ワントップという戦術の肝は、トップを張る選手でなくて、その周りで誰がどのように攻撃参加できるかというところが大事なのだが、クロスに対してのマークも見事に抑えられているし、トップに入れるボールも大体決まり切った感じ。
もう一つ、トップの選手が動いた時の流動性がない。あれをやるくらいなら、前日のヴィラのアシュリー・ヤングみたく、テオ・ウォルコットがスタメンでアタッカーのポジションで出ていた方が面白かったんじゃないか?と。彼はスピードのあるウィンガーというイメージがついてしまっていますが、サウサンプトン時代およびイングランドのアンダーカテゴリーでは、アタッカーで名前を挙げていた選手ですよ。
まぁねぇ。過去のニコラ・アネルカやティエリー・アンリほどにインパクトがないのが勿体ないのだが。
4-4-2が大好きなお兄さんとしては、マロワーヌ・シャマフに、往年のデニス・ベルカンプみたく1列から1.5列で輝く選手を組ませるべきとも思いますが、そんな選手がいなかったと。1.5のイメージはセスク・ファブレガスだけだったのなら、本当に彼不在は危機になりますね。